2003-01-01から1年間の記事一覧

丘の明り

『丘の明り』 昭和50年 筑摩書房刊 昭和38年から42年にかけて発表された短編をまとめたもの。 『冬枯』 昭和40年 『行きずり』 〃 40年 『まはり道』 〃 41年 『つれあひ』 〃 40年 『秋風と二人の男』〃 40年 『山高帽子』 〃 42年 『石…

庭の小さなばら

庭の小さなばら作者: 庄野潤三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る庭のつるばら (新潮文庫)作者: 庄野潤三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/01/29メディア: 文庫購入: 1人 クリック…

前途

『前途』 昭和43年 講談社刊豊かな本。 これは庄野さんの九州帝国大学在学中の日記をもとにして書かれた作品。ここに登場する学生たちは、みんな豊かだ。戦争中で、いつ仲間に、そして自分に動員令が下るかもしれないけど、下宿暮らしで貧しいけど、毎日ビ…

エイヴォン記

エイヴォン記作者: 庄野潤三出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/08メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る私はこの本が、とても嬉しかった。子どもが大人になって、子どもを産んでまたその子どもが大人になって、そしてまた子ど…

懐かしきオハイオ

『懐かしきオハイオ』 1991年 文芸春秋刊 前に読んだ『シェリー酒と楓の葉』の10年後に書かれた、続編。 これはロックフェラー財団から一年間の米国滞在の機会を与えられた私が、戸数二百、人口六百のオハイオ州ガンビアの、「白塗りバラック」と呼ばれる…

明夫と良二

明夫と良二 (1980年) (岩波少年文庫)作者: 庄野潤三,安西啓明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1980/10/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るすごく「のびやか」な本だ。庄野さんは、ご自分がお好きな本を紹介する時や、フーちゃんのお習字を…