2歳11ヶ月・明日は誕生日



2歳11ヶ月が終わり、
いよいよ明日は3歳の誕生日。
2歳最後の月を振り返る。


このひと月は、とにかく
ひらがなを読むことに熱中。
軽く中毒のように、見つけたひらがなは
すべて読んでいる。
トイレの蓋の注意書、テレビのテロップ、
ふりかけの袋、絵本の文字。
まだ一文字ずつぶつ切りで、
読みながら内容を理解するまででは
ないみたいだけれど、
声に出して読むのが好きみたい。


私は自分の経験上、
小学校に入学してすぐの国語の授業で
ひらがなを習うときに、もう幼稚園などで
バッチリ読み書きを習得していた子が
授業を心底退屈そうに受けていたのを
印象的に記憶していて、
娘はべつに教えなくてもいいか、と
ぼんやり思っていたのだけれど、
娘は勝手に興味を持って、勝手に習得していく。
こどもってすごい、頼もしいなあと思う。



お喋りもだいぶ達者になって、
ついつい吹き出してしまうような
イカラな言い回しも多い。


この間、私がずっと前に作った折り紙の
手裏剣をどこからか見つけてきて、


「あーちゃん、このしゅりけんがよかったんだ
ピンクがあってさ、かわいいよ。
これだな」


ともっともらしく言っていて可愛かった。



今月は、姉の結婚式もあった。
姉が大好きな娘と一緒に、
プレゼントする工作をちょこちょこ作ったり。
公園で拾った葉っぱを押し葉に。



指でぽちぽち描いたり。




幼稚園にも順調に、休まないで通えている。
お迎えの時間まで、ママさんたちは
入り口の前のスペースで待機。
それを知っている子は(男の子が多い)
先生の注意もきかずに、ガラス張りの壁から
外を覗いてママを探しに来る。
娘は一度も覗きにきたことがなかった。
でも先日初めて、他の子に混ざって
走ってきたので「お!」と思ったら、
見に来た子達を連れ戻しに来た先生に
拾ったどんぐりを一生懸命
見せようとしていた。
そして先生に言われて、どんぐりをポケットに
おとなしくしまっていた。キュンとした。


だんだん、こんな距離で見守ることが
増えていくんだろうなと思う。


幼稚園の先生たちから、お誕生日のカードを
プレゼントしてもらった。
娘は自分でもひらがなを読み上げたり、
私に何度も「読んで」と頼みに来たりする。
うれしいみたい。



インフルエンザや水疱瘡の予防接種が
相次いで、すっかり注射嫌いに。
そのわりに、家で注射ごっこが流行る。
「はい、ちくっとしますよー」
と娘が言い、私の腕に注射を打つので、
私が「うえーん」と泣き真似をしたら、
「なかない!……なかないで」
と、すごく真剣な顔で注意される。
昇華のしかたがすごいなあ。



お喋りが上手になっても、まだ発音が
難しくて可愛くなる言葉もある。
「お鼻」は「おふぁな」だし、
「おへそ」は「おせそ」。
可愛いからたまに言ってもらう。
でも、前に言えなかったけれど
今は普通に言えるようになった言葉もたくさん。
少しさみしいような。


この間、「なめこ」がなかなか言えず
「なまけ」と言っていてぐっときた。
しかし、あっという間に正しく言えるように
なっていた。




2歳最後の今夜、寝る前の絵本は
私からお願いして、以下の2冊。


あかちゃんたいそう

あかちゃんたいそう

これは、まだ妊娠中にダッフルお母さんが
プレゼントしてくれて、お腹の娘に
読んであげていた絵本。
他にも数冊読んでいたけれど、この絵本が
いちばん反応(胎動)が激しかった。
今では、このあかちゃんたいそうも
上手に真似っこして楽しめて、感慨深い。


あなたがうまれたひ (福音館の科学シリーズ)

あなたがうまれたひ (福音館の科学シリーズ)

こちらは、出産後の入院中に同じく
ダッフルお母さんがくれたもの。
何度読んでもぐっときて、病院のベットで
泣きながら読んだときのことを思い出して
うるうるしてしまう。



とくに大好きなページの文章を
引用させてもらって、娘の3歳を祝い、
娘の2歳にお礼の拍手を贈ろう!
元気でありがとう!



あなたが うまれた ひ、
まるい ちきゅうは くるりと まわり
あなたに あさを よういした。
くらい よるを おわらせて
あかるい あさひを とどけるために。