熊本のこと


ちょっとずつでも書けばいいのだと気づく。


熊本のおばあちゃん。
もうすぐ91歳。


向こうに私たちがついてすぐ、
本当にすぐに、
行く前に娘が絵を描いて送った
葉書を出してきて娘に見せながら
「あーちゃんがくれたお手紙、
飛行機に乗ってばあちゃんとこ来たよ」
と話してくれた。
すごく楽しみにしてくれてたんだって
伝わって、じーんときた。




おばあちゃんは畑でいろんな野菜を
育てている。
今年の里芋は、種芋にこどもの芋が
おっぱいに吸い付いてるみたいに
くっついて取れなかったと話してて
楽しかった。


娘は、ゴーヤとプチトマトとなすを
収穫させてもらって大喜び。
(なす、長い!!!)


きゅうりやじゃがいも、シソや小豆、オクラ、
ねぎ、いんげん、ブルーベリー、ウコン、
他にも山ほどあって覚えきれない。



毎回、小豆ってこんな感じにできるんだ、
とびっくりしてる気がする…




おばあちゃん、娘にほおずきをとってくれた。


白い彼岸花、初めて見た気がする。


おばあちゃんは、9年ほど前に亡くなった
おじいちゃんのこと、いまだに
「朝目覚めて隣りにいないと、
あれ? 朝早くどこに出かけたかな? と思う」
と話していて、きゅんとした。
そしてすごいことだなと思った。



東京に帰ってから、母が
「ばあちゃんが電話で、
ほんっとうに楽しかった! って言ってた。
ばあちゃんがそこまで言うのは、
本当に楽しかったということ」
と話していて、行って良かったと思った。



そんなおばあちゃん、私なんかより
ずっとずっとお洒落で
(いつでも常に櫛を持ち歩いている)
iPadなんかも使いこなす。
私ももっとがんばらなきゃ…