幼稚園と靴洗い



この間の休日、近所の広い水辺の公園に行き、
空を見ながら二人で砂遊びをした。
よく晴れていて暑かったけど、楽しかった。
久しぶりに行ったけど、ポカーンと広く
開けた空を見てのんびりできるから好きだ。


娘は、私が水道で汲んできたバケツの水を
ひたすら砂地に流して遊んでいた。
汲んできてもすぐになくなり、また汲みにいく。
水道までちょっと距離があるけれど、娘は
砂地で待っているというので、私だけで行く。
遠くても姿はお互いによく見える。
平気そうだったけど、行って帰ってくる頃になると
不安になるのか、振り返ってこちらを見ていた。
娘が小さくてまだ言葉を多く話せない頃
私に呼びかけるときによく発していた
「あい!」
が久しぶりにきけた。大声。
何なんだろう。あい! って。


と思っていたら、今日私が疲れてプンプンして
しまったときにも、私の顔を見ながら
「あい!」
と呼びかけていた。
不安なときに、何となく相手を責めたいときの
言葉みたいだ。ちょっと怒りぎみで言う。
そうか、ごめん…と思いつつ、可愛くて好きだ。

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幼稚園の2歳クラス。
4回ほど通っているが、だいぶ慣れてきた。
2回目までは泣いていたけど、3回目からは
泣かずに登園。
4回目には笑顔で手を振ってお見送り。
トイレも食事(おやつ)も問題なくできたそう。
まだ次に何をするのか、みんなが一斉にする
生活習慣の順番がわからなくて、ずっと緊張、
オロオロしてるけど、教えていきますね、と先生。
そんな姿を思うと、親心でキュンとしたり。
でも日を重ねれば慣れるだろう。
砂遊びやおままごとや水遊び、
いろいろ楽しめているみたいで良かった。
ちなみに私はいまだに全くママさんたちと
打ち解けていない…



毎回おやつのメニューを娘に尋ねてみるけど、
2回目以降はずっと同じで
「まるいビスケットと、ピンクのまるまる」
と答える。
このピンクのまるまるとやらがわからず、
いろいろ質問してみるけど要領を得ない。
「おともだちがラムっていってた」
と言ったので、ラムネのことか?と思う。
「お口の中でなくなっちゃうやつ?」
ときくと、
「そうそうそう!」
とのこと。やっぱりラムネかな。
「くるまみたいなやつ」
とも言っていて、よくわからず。
ダッフルさんは先生にきいてみたら、と言って
いたけど、きかないほうが、なんだか面白くて
わからないままだ。


(それにしても、そうそうそう!の言い方が
私にそっくりで、つい吹き出してしまう)


結局チューペットはあれからおやつで登場せず、
生協で頼んだものは1~2回食べただけで秋になり、
我が家の冷凍庫にたくさん眠っている…
でも、無添加のりんご果汁100%とやらのもので、
りんごそのままの味で美味しかった。
しかし砂糖がしこたま入ってないと、氷って
あんまり味がしないものなのだな…とも思った。
娘はまだ、チューペットの食べ方が下手なままだ。
でも気に入った様子。




砂遊びでドロドロになったので、初めて娘と
靴を洗ってみた。
娘は、石鹸が気に入ってずっと触っていた。
私が水ですすいだ側からすぐにまた靴に石鹸を
擦り付けていたので脱力した…
またガミガミしそうになったが(したが)、
傍らの参考文献(『クーヨン』8月号)を見たら、
「1~2歳ではちゃんと洗えないのは当たり前。
水に親しんで慣れさせるのが大事」
というようなことが書いてあり、
我に返ることができた。


このような雑誌、読むといつもつい
「なんだい、そんなことできるかい」
「またお洒落な感じか…」
と思ったりしちゃうあまのじゃくな自分が
いるのに、結局ものすごく助けられていて
とても大事になっているのだった。

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家遊び。
シーツを丸めた「パン」を作っている娘。
おかあさんといっしょ」夏特集
北海道でアイスクリームを作る回より、
りさお姉さんの真似で、
まわりの氷がより冷えるよう塩をふっているところ。
(パンだけど…)
それにしても、よくセリフを覚えている…


「氷に塩をふるのがポイントなの。
こうすると、どんどん冷たくなるのよ!」
というようなことを言うのだけれど、
「ポイント」のとこだけ
「ポイドン」って言っててほのぼのした。

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幼稚園の帰り、商店街にオレオレ詐欺防止
キャンペーンでピーポくんが来ていて、
娘は興奮気味に近づき、握手してもらっていた。
帰ってからも赤ら顔で、
ピーポくん、コアラに似てたね!」
とはにかんでいて、
私まで幸せな気持ちになった。