引っ越し


無事に引っ越しを終えた。
終えたと言っても、まだ混沌の中。
取りつけの作業員さんがぎっくり腰のため
延期になり、エアコンが部屋の床に
横たわっている…
家具も揃ってなくて、インテリアに興味なし!な
男性一人暮らしの部屋みたい。



引っ越し直後のカオスの中で、さらに
おもちゃをぶちまけカオスの中で
カオスな髪型で遊ぶ、カオスっ娘。



娘は、新しい家に予想通り喜びつつも、
戸惑いも多いみたい。
まあ、特別こだわりが強い時期。
小さいなりに、いやだからこそ、
いつも同じであること、秩序が保たれていたことが
安心して生活できるための大事な支えだったんだ、
とあらためて気づく。


特にすごく何かを嫌がることはないのだけれど、
生活のひとつひとつで、
「いつもとちがうね」
と言いながら受け入れていく姿にキュンとくる。


まだ母も子も慣れてないけど、あせらずやろう。
この家で暮らす日々が、楽しい幸せな毎日になるように。


変化が苦手な私もかなり戸惑い中。
といっても、私が小さい頃から住んでいた街
(要するに実家近く)なので、慣れ親しんでは
いるはずだけれど、おそらく8年くらい離れて
いるので、なんだか変な感じがとれない。
前の街にホームシック中…


家もまだ戸惑い中。
特に初めて台所が、流し右、コンロ左の形で、
体が慣れなくて、頭の回転が止まる。
今すぐ前の台所に帰って夕飯を作りたい!
と叫びたくなった夕方だった。


前の家も最初はそうだったのだから、
いつかきっと慣れる。確実に。
今はただ、毎日を淡々と過ごしていくだけ。
そして、落し蓋が見つからなくてイライラしたり
するのとかは、家というより自分の責任…


近所のお付き合いなども含め、
なんだか世間に遅れて私だけ今から新年度、
というようなソワソワ感だけど、
楽しくやりたい。


何よりの収穫は、日当たりがよくなったこと、
そして窓から緑がたくさん見えるように
なったこと。
公園もたくさんあるから(しかも自分もかつて
遊んでいた公園)、娘と遊びにいこう。
ここ数日、すごく頑張ってくれた娘に感謝だ。

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ピタゴラスイッチの「ピタゴラ暗号棒」を、
毎回毎回ジーンとしながら、見ている。
父親と息子って本当にいいなあ!
お母さんが首かしげてわからないってところが
とてもいい。あくまで絶対に、父と子の暗号。
そして暗号の内容の、すごく可愛い、小さなおねだり。
ぐっときすぎる。
私は母親だけど、全然さびしくない。
どんどん父子でやってくれ。
でもそれは、私に息子がいないから、の感覚なのかな。


ダッフルさんと娘だけの時間も好きだ。
想像して、なんだか嬉しくなる。


会えない時間が多いから、父と子の暗号が
成り立つというか、言葉が深まるんだろうな。