2歳4ヶ月・もっともっとすごいこと


娘、2歳4ヶ月中。
書いておかないとわすれてしまいそう。


季節的に、鯉のぼりに夢中。
外で見かけて以来、何度も話しているので、
スーパーで売っていた小さいおもちゃの
鯉のぼりを買ってきてあげたら、しばらくの間
とんでもないはしゃぎぶりで、手にもって
家中飛び回る。
何度も何度も、風車に息を吹きかけている。
娘の「鯉のぼり」は、「こぃおぼり」。
疲れてるときは、こおもりが頭をよぎって、
変換必要。



最近よく出る言葉。
「なあに?」
「おかあさん、なにしてるの?」
(おとうさん、じいじ、ばあばなど
いろいろ変わるし、何食べてるの?に
なることもある)


自分が把握していないことや、
中身がわからない会話などが
気になるらしい。


それから、
「あしたは、きんようびだって!」
もよく言う。何曜日でも言う。
母が金曜日好きなのを知っているみたい。


『タンタンのぼうし』などの、
タンタンシリーズが大好きに。
ついにこの間、『タンタンのずぼん』を
購入したら、喜んで毎日読んでいる。
全部文章を覚えたけど、
ジェット機」のところだけ
「じぇきっとだー」
と言っていて、きゅんとくる。


このシリーズに出てくる言い回しを
日常生活でもよく口にする。
「高い高い」みたいな遊びをするとき、
私がちょっと手抜きしてやっていると、
「もっともーっとすごいこと!」
と口を尖らせて文句を言う。



いまだにおっぱいっ子。
もうこの際、好きなだけ飲むがいい。
飲むほど出ていないと思うのだが。
のんきな気持ちでいたら、先日の風邪以降
急に寝る前以外にもおっぱい要求が盛んに。
ちょっと焦って、閉口しつつある。
こちらがしぶると、
「おっぱいのんだらたのしーよ」
と、すごくかわいらしい声で言うので
つい笑ってしまった。
そのフレーズ感のようなものが気に入ったのか、
この間はその後に続けて
「おうちにあったらかわいーよ」
とも言っていた。
何だかよくわからない。


おっぱい返りに関しては、執着せざるを得ない、
さびしい思いをさせているのかもしれない。



おへその ひみつ (かがくのとも絵本)

おへその ひみつ (かがくのとも絵本)


最近は、デリケートな面も出てきた。
プライドが傷つくと、すねることも多い。
娘が図書館で選んだ『おへそのひみつ』
という絵本。
これも大好きになって、毎日読んでいた。
丸型やのの字など、いろんなおへその形を
紹介するページを娘が声に出して読み遊び
していたとき、数字の1のような形のおへそ、
「たてなが」という言葉が出てこなくて、
しばらく考えた末、
「えんとつ」
と言っていて、洗濯物を干しながら
思わずプッと吹き出してしまった。
それに気がついて、娘が
「これは?」
と私にきいてきたので、
「縦長のおへそ、だね。でもえんとつも
すごくよかったよ」
というようなことをいったのだけど、
急にしょんぼりしてうつむいたり、
本を読むのをやめたりしてしまった。
気軽に笑ったりするのは気をつけなきゃ。
いよいよ本当に、赤ちゃんではない。


そんなこともあるし、また
イヤイヤや自己主張、激しいワガママなどに
一日接していたり、自分の都合通りにいかない
ことに対して私自身がものすごくストレスを
感じることに気づいて、自己嫌悪の嵐になったり、
そんなふうに過ごすと、娘がもうすごく大きな
女の子、もしくは女性に見えたりして、対等に
ケンカを吹っ掛けてるみたいになってしまう。
でも、お風呂のときに、自分で服を脱いでいる
仕草を鏡越しに見つめていると、とたんに
本当の大きさが見えて、その「まだまだ赤ちゃん」ぶりに
心からきゅんとする。
お腹がぽっこり、まだまだぎこちなくて、
背なんて私の腰にもまだまだ届かない。
泣きそうになるくらい、かわいい!


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先日、一人で電車に乗る機会や、
病院にいく機会があって、久しぶりに
庄野さんの『絵合せ』を少し読めた。
やっぱり相当おもしろかった。最高だ。
読んでいる間だけ、確実に、
少し不思議な気持ちで、坂道や雑木林を
一緒に歩いている自分がいる。


同じときに電車の広告で見た、
こども展」にぜひとも行ってみたい。
終わるまでに、どこかで1日数時間もらって
一人で行かせてほしい、
ダッフルさんにもお願いした。
思えば、前回絵を見に行ったのは産休中の、
妊娠9ヶ月の頃だった。
そして次の日の検診から、絶対安静に
なったのだった。
思えば長時間立ちっぱなしが多少
影響したのかもしれないが、わからない。
とりあえず、行って良かった。
あのときも、モーリス・ドニ展で、
たくさんのこどもの絵を見たのだった。
また絵をゆっくり見たい。