本はつまり、役に立つ!
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/06/20
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 140回
- この商品を含むブログ (147件) を見る
今さら初めて手にしたのだが、
面白かった…
ある高校の図書部員たちの日常を
描いたお話。
読み終わりたくない…というより、
ずっとこの図書室に、部室に、
私も居続けたいと思った。
忘れかけていた高校時代を思い出す。
(私は部活動すらしていなかったが…)
今思うと、高校生ってすごくすごく
不思議な時間だよなあ。
私は、この本を読んで高校時代を懐かしく
思い出す人には、きっと親しみを覚えたり、
心惹かれたりする。
男子と電気グルーヴの本を貸し借り…
グッとくるー
ハードカバーの初版には、カバー裏に
登場人物たちのその後が載っているらしい。
憎い。
図書館で借りたので、ぴったりと
貼りつけられていて読めなかった。
憎い。読まなくては…
今日のタイトルは、
この本の中に出てくる主人公の言葉。
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/26
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
家族の納骨のための旅を
テーマにした作品。
これもとても好きだった。
二作品とも、女性が主人公。
長嶋有の描く女主人公って、どうして
こんなにも素敵なんだろう。
中心から外れているような人物でありながら、
不思議と、これこそが、世界の中心、
こうでありたいと強く憧れてしまう。
今回も「長嶋有と結婚したい!」と
思ってしまった。独身時代から、必ず
読後に飛び出てくる感想。
ただ表現のボキャブラリーがないだけで
文字どおりの意味はないのだが。
あってもおかしい。
それにしても、私はもっと以前は読書感想や
読書日記を好きで細かく書いていたはずなのに、
今はまったく書けない。
昔からそうだけれど、簡潔な感想や
紹介文も書けない。それができる人も
とても尊敬してしまう。
またいつか、書きたいと思うときがくるのかな。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- 作者: フィリス・クラシロフスキー,ニノン,福本友美子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2011/03/15
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
図書館で借りて、娘が気に入った絵本。
シンプルな色使いと可愛らしい絵で、
私も好きになった。
よくある、日本の最近のお洒落な
イラストレーターさんが描いたのかと
勘違いしそうになる。
でも、この本が出版されたのは
1953年のアメリカで、その後58年経って
初めて日本で翻訳されたのらしい。
とてもとても小さかった女の子が、
だんだん大きくなり、最後は
ちいさなちいさな弟のお世話をするようになる。
小さかった頃は、大時計の文字盤も見えず、
ドアノブにも手が届かなかったけれど、
見えるようになり、手も届くようになる。
娘は、その対比が面白いらしく、
ページを飛ばして、小さい頃と大きくなった
女の子を見比べて楽しんでいる。
「ちいさな ちいさな ちいさなおんなのこ」
という紹介文が、絵本冒頭に
だんだん小さくなる字体で書かれていて、
それをとても小さな声で読んであげると
すごく喜ぶ。
できるようになることが増える喜びは、
娘も毎日のように感じているのだろうな。