1歳10か月・なんでも食わす



娘とよく行くスーパーの、駐輪場の植え込み。
自転車を止めるとき、よく娘がそこを指さして
「めめ!(目)」と言う。
よく見たら、実が2つずつ並んでいて、目玉みたいになっている。
なるほどなあと思う。
今日見たら、緑だった実が赤く色づいてきていた。
赤目になっていた。
小林聡美の俳号は赤目というらしい。
俳句を始めた頃によく赤目になったからとのこと。
ふと思い出した。


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大相撲が終わってしまった。
夕方が淋しい。
14日目に優勝を決めた白鵬は、左目の上に怪我をして
血を流していた。
取り組みの後インタビューを受ける白鵬を見て、
娘はしきりに目の上の傷を気にしていた。撫でたりしていた。
でもずっと
「あま・・・」
と、間違えて呼んでいた。


安美錦と遠藤が途中で休場したのは残念だった。
とくに安美錦は膝の半月板損傷・・・大丈夫だろうか。

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娘は今日、1歳10か月になった。
もうここ数カ月は「もうすぐ2歳」という感覚で、
何か情報を調べるときも「1歳」ではなく「2歳」のところを見てしまうので
すっかり2歳児の母という気分でいたけれど、1歳10か月の到来に、
あらためて「2歳」が近づいてきたなあとしみじみ。
「魔の2歳児」と言われるイヤイヤ期、もうそんな兆候があるけれど、
実際はこんなものじゃないのかなあとも思う。
最近も、ふんぞり返って泣き叫ぶけれど、
(ふんぞり返り方が素早くて力強すぎるため、私の顔面に
 娘の後頭部が激突して、口から流血することがよくある)
共感するようなことを言ったり、気を紛らわせたりすれば落ち着くことも多い。
2歳児本番はこうはいかないんだろうな・・・と想像する。

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体調不良のピーク、つまり生理がひと段落してきたけれど、
昨日は1日中貧血なのか起き上がれなかった。
産後の生理回復が遅かったのでわからなかったが、
生理と授乳のダブル効果による鉄分の消耗は半端ないことを実感した。
(現在も寝かしつけのときのみオッパイ継続中)
あわてて鉄分のサプリや食品を取り出したが、油断しちゃいけないなと思う。
まぶたの裏も真っ白だった。
昨日は実家の母がうどんと肉じゃがを作りに来てくれて助かった。
甘えているなあと思う。

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今日はやっと少し回復して、娘と公園に出かけた。
鳩を見つけて、ものすごく深いおじぎ(地面に顔すれすれ)をする娘の
突き出たお尻を見てなごんだ。



今朝、突然
「ベビーカー」
と言えるようになってびっくりした。
最初、半信半疑な感じで
「ベビー・・・カー・・・」
とつぶやき、私が褒めると、確信したようで
「ベビーカー! ベビーカー!」
と力強く連呼していた。
今まで「ぼう」としか言えなかった「帽子」も、上手に
「ぼうちー」
と言い出して、また言葉の波がきたのかなと思う。
言葉の成長には波がある。インプットとアウトプットの時期があるらしいが、
まさにそんな感じ。溜めて吐き出す、という感じなのだろうか。


好きな絵本、滑り台など、終わった後に
「もっか〜い」(もう一回)
とも言うようになった。

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食卓に、初節句の時の記念写真を写真たてに入れて置いてある。
ダッフルさんの両親、私たち夫婦、そして3カ月くらいの娘の写真。
ダッフルさんの家に遊びに行くと、人見知りで号泣するので困って、
慣れるように、いつも目にする場所に置くことにした。
それが功を奏したのか、この間はあまり泣かずに済んだ。


その写真を見ながら食事するので、よく
「おじいちゃま、あーん。おいしいおいしい」
と言って食べさせる真似をして、娘にも苦手なものを食べさせることがある。
誰かに食べさせると喜んで、自分でも食べるのが不思議。
写真の中の「小さいあーちゃん」にも食べさせると、
「おーちい(大きい)あーちゃん!」
と言って、自分も食べたがる。


この誰かに食べさせるのはエスカレートして、
その場にいないダッフルさん(玄関の方向)へ食べさせるように指示、
ついでに玄関のベビーカー・・・
てんぐの人形、てんぐの人形についた鈴(ちりんちりん)、飾りでついている藁の部分、
テーブルに置いてあるフォーク・・・など、よくわからない物にまで食べさせるよう
強要する。だんだん宮沢賢治の物語か吉田戦車の漫画を読んでいるような超自然的な、
妙な気持ちになる。


今日は圧力鍋で作った野菜スープ。
白菜たっぷり。
最近、みそ汁の野菜を食べてくれなくなっていたのだが
(好きなお麩や豆腐だけより分けて食べる)
今日はよく食べてくれた。
ただし、大好きなウインナーだけ先に探して
全部食べ終わってからだが…

子どもの腹のなかに野菜が無事収まると安心する。