おおちい シュー


今日は快晴。
空を見上げて「くもー」と言うのが好きな娘も、
今日は
「くも、なーい」
と言っていた。
快晴過ぎて、月が見えた。
そしてとても涼しく気持ちのいい1日だった。
だから、そしてそれを言い訳にして、
家事や食事をいつも以上に手抜きして、午前も午後も
たくさん公園で遊んだ。



娘が好きな、大きい滑り台のある公園。
娘は大きな滑り台のことを
「おおちい シュー」
と言う。
今日もたくさん滑った。
公園に遊びに来ていた他のママさんも言っていたが、
大人でもけっこう怖い。一緒に滑ると、そのスピードに少しびびる。
でも面白い。私も一緒に滑るのが楽しい。


公園の帰りにスーパーで買い物していたら、
カートについた椅子に座っていた娘が突然
「おおちい シュー・・・!!」
と言って泣き出した。まだ滑りたかったのを思い出したらしい。
寝言でも言うかもしれない。


寝言といえば、昨日は眠りながら
「あか!」
と言っていた。
朝起きてからの第一声は、部屋に置いてあったドコモの赤い紙袋を見ての
「あか!」
だった。


「あか」と「きいろ」のロディを並べて満足。




今日は気持ちのいい陽気なので、公園にはたくさんの子どもたちがいた。
娘が他の子どもたちとふれあっているのを見ると、よしよしと思う。


そして公園にはたくさんのお母さんたちがいた。
公園中に、
「これで今夜はたくさん寝てくれるだろう。寝てくれるよね。寝てね」
という念が充満しているような気がしたのは私の妄想か。



昨日、ロッククライミングを公園設備のおじさんに教えてもらったことは書いた。
それで大泣きした娘なのに、今日はやたらロッククライミングしたがった。
そして、かなり上達していた。手足を交互に出すということのコツを
少しずつ掴んでいる。
まだまだ私がお尻を支えていないと、急に両手を離したりするので危ないが、
このぶんだと1人で登る日も遠くないかもしれない。
一緒にのぼった高所恐怖症の私が、軽く小鹿の足にならなくて済む日も近い。


昨日の出来事は心に残っていたようで、ロッククライミングの前で
おじさんを探していた。おじさんが去って行った方向を指さしていた。
手を差し出して
「あめーどうじょー」(飴、どうぞ)
とも言っていた。
(飴をもらったので)


このロッククライミングはまだ難しい


ボーネルンドの無料冊子「あそびのもり」に、
「子どもは外にいるだけでも育つと思っている」
と言っている大学教授の方の言葉を読んで、なるべく外に出て遊ぶ時間を
長くしたいと思っているところ。

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この間のベニシアさんの番組。
川でボート遊びをして、ニジマスのホイル焼きや手作りソーセージを食べていた。
とても楽しそうだった。


この番組で好きなところは、毎回ベニシアさんと交流のある人を1人紹介するコーナー。
今回は、日本文学を学ぶために来日して以来日本に住んでいる、ドイツ人のシャウベッカー・デトレフさん
という方だった。羊や豚の家畜を育てていて、毎年手作りソーセージも作っている。自宅でカフェも
開いている。


他にも、陶芸家の方や、趣味で本の装丁をしている方、Tシャツ画家の方、
老舗のお漬物屋さん、タイル作家の方、ハーブ苗種店の方・・・いろいろ。
その人の生い立ちや、なぜそれを志したのか、そしてどんなふうに活動しているのかを
紹介している。
毎回思うのは、なにか1つを好きになったり、これが自分の仕事だと思って
続けていることの大きさと、憧れ。
自分はこうして、1つの仕事を両手にしっかり持って歩いている人を
いろいろに見て楽しんでいるけれど、本当は私も同じように持ちたい。
それは大変なことだし、それがないだけでとても楽ができていることも事実で、
だからこそ今まで投げ出してきてばかりだったのだけれど。
自分にとっての何か1つってなんなのだろう。
そう考えてしまう時点で、道のりは遠すぎる。


自分の身近ではないどんな仕事にも、それを自分の仕事として1つしっかり持っている人がいる、
それがわかるのは、こうしていろんな仕事をしている人を見られる機会が
あるからだなあと思って、楽しみにしている。


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この間、近所のケーキ屋さんに行ったとき、誕生日ケーキのカタログが
置いてあったので、持って帰ってきた。
娘に
「2歳の誕生日のケーキ、どれがいい?」
と言って、選ばせて楽しんでいる。


今日、そのカタログの数字の形のロウソクが載っているところを指さして、
「にーい、ごぉー」
と、数を言い出したから驚いた。
いつのまに数字と数の関係がわかったのだろう!
テレビや絵本をいろいろ思い出してみても、いまいちピンとこない。
親の知らないところで、娘もいろいろ学んでいる。


絵本に川に橋がかかっている絵があって、それを指さすので
「かわ」
と教えてあげたら、
「ばあば!」
と言い、そのあと
「おいも!」
と言った。
野菜の皮をむくばあば、
そしておいもに皮がある、
と思い出したらしかった。
一瞬考えて、「あ〜」という感じ。
頭の体操になるー