10ヶ月・振り返れば9ヶ月


月刊誌『こどものとも0.1.2』を図書館でよく借りる。
2012年8月号の「よ・だ・れ」は、気に入って、というより感動して
その後バックナンバーを注文して購入。


登場する赤ちゃん(あーちゃんという名前!)は、よだれをたくさん
出しながら、いろんなおしゃべりをする。


あーちゃんが わらいます。
あー あー あー


あーちゃんが おこります。
ぷぅい ぷぅい
ちょ ちょ ちょ


・・・


たくさんよだれが出た最後には・・・


あーちゃんに
はが はえました。


そう! うちのあーちゃんにも歯が生えました!


名前の一致と、ちょうどのタイミングにうれしくなって
何度も読んであげている。赤ちゃんの顔も、なんとなく娘に似ている。
あらゆる赤ちゃんに似ている絵なのではないかと思う。
娘も、最近いろんな言葉を話すようになった。
ものすごく切れ味のいい感じで
「パッ! パッ! パッ!」
怒った感じで
「ワウ、ワウ、ワウ」
など言ったりする。


福音館書店のサイトによると、赤ちゃんは10ヶ月ごろから
絵本の世界に入って楽しめるようになるらしい。
そういえば、いままでは絵本を読んであげると、たいていひったくられて、
自分でめくって遊んだり、ぐちゃぐちゃにしたりして満足し、
本を放り投げて終わり・・・という感じだったのだが、ついこの間は
じっと絵本を見つめていたことがあった。
それが、同じく『こどものとも0.1.2』2010年5月号「わっしょいわっしょい」という絵本。
これは読んでいるこちらもノリノリになって高揚できるので楽しかった。
これも近いうちにバックナンバーを購入しようかと思う。

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長らく書いていない間に、娘は9ヶ月を通り越して生後10ヶ月となった。
あっという間に1歳に近づいた気がする。
ズリバイ期間は短かった。すぐにハイハイするようになり、今はそれで
動き回っている。
かまり立ちもバンバン。よじ登ろうと少し右足をあげて、躊躇している。


9ヶ月に入ってすぐに胃腸炎になり、水分がうまくとれなくて脱水症状に
近くなってしまい、私が付き添いで入院を経験。
その間に、人見知りが少し軽減した。
(最初は人見知りでよく泣いていたが、あまりに入れ代り立ち代りいろんな
人が来るので、ついに誰が来ても笑う、という境地に至っていた。)


点滴してベッドで過ごしていた日々、思い出すといまだに胸が痛い。
1週間だが、長い入院生活だった。
元気になってくれて本当によかった。
赤ちゃんって、当たり前に元気なことなんてないんだ、と、当然のことなのに
あらためてわかった。そう思うと、とたんに自信がなくなってしまうのだが、
一緒にがんばって大きくなって行きたいと思う。私は、親としての器を大きくしたい・・・。


入院中に母乳が出なくなったり(いまは幸い復活している)、乳製品や卵の
アレルギー持ちだとわかったり、立て続けにいろんなことが体当たりしてきた
日々だったが、今は元気に動き回り、離乳食もたくさん食べるようになり、
よかったなあと思う。


退院後は、母乳が出るまではアレルギー用のミルクをどうにかして飲ませたり、
やっとこさ3回食になったりで、本当にあっという間に過ぎて行った。
あまり記憶がない。


最近は、甘えたかったり遊んでほしかったりすると、母親のひざに
よじ登ってくるようになった。
おっぱいを飲みたいときも、おっぱいに近づいて顔をくっつけるようになった。
どんどん積極的になってきている。


ばいばーい、という感じで、腕を振るようにもなった。
ただし、こちらが「ばいばーい」と手を振っても何もしない。
今日は地域の保育園のプレイルームで遊んだが、娘よりも大きい
ミッフィーのぬいぐるみが気に入って、それにむかって手を振っていた。
ママ友の娘ちゃんは、「もしもしは?」と言うとこぶしを耳につける
しぐさをするらしい。かわいい。
この娘ちゃんは、「もしもしちゃん」と呼ぼうと思う。


先日久々に妊娠中の母親学級で知り合ったママ友たちと会った。
眉間ちゃんはいままでも成長が早かったが、もうスタスタ歩いていて
びっくりした。児童館で会った、娘と誕生日が1日違いの女の子も、
スッタスッタ歩き回っていた。その動きを、娘はハイハイで追いかけていた。
赤ちゃんって、本当にそれぞれで違うんだなあと思う。おもしろい。


近いうち、引越しをする予定。
どんな家で娘が動き回って遊ぶのか、楽しみにしている。