甘い七夕

今日は娘にとって初めての七夕。
しかし雨のため、静かに地味に過ごす。


そして私は、昨晩の食事中に歯が欠けて、急きょダッフルさんに
娘を見てもらって歯医者へ。
なんと親知らずがけっこうな虫歯で、ついに抜くことに・・・。
妊娠時といい、いちばんかかりたくないときに歯医者にかかる私。
歯磨き適当になってたからなあ。反省した。
親知らずを抜く恐怖体験を、初めて行ったばかりの歯医者でするのが
少し怖い。でも行きつけのところは少し遠いので行けなかった。
新しく行った近所の歯医者は、待合室に『ちびまる子ちゃん』1巻から初期のほう、
動物のお医者さん』、『おそるべしっっ!!! 音無可憐さん』などが
置いてあって、少しリラックスした。
なぜかドラマ『高校教師』の本なども置いてあった。
全体的に、古本屋の店先のようなよくわからない、または頓着してない待合室だった。
また観察したい。
来週、抜歯する予定。母乳なのに・・・。とほほ・・・。

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昨日、ママ友2人と子連れでケーキ屋さんでお茶をした。
区のサービスで、無料で食べられるため。うれしかった。
母3人、子どもを抱っこしてたくさんお喋りした。
お喋りはやはり楽しい。帰りたくなくなる。
気の置けない仲間との、気持ちの良い飲み会に似ていた。


うちの娘を、
「おとなしいね〜」
と言ってくれたので
「いや、外だとそうだけど、家だとすごいよ!
 もうギャー!ギャー!って大声出してさ・・・大変。
 ギャーとか言わない?」
と軽く言ってみたら、2人とも首をかしげて苦笑いだった。
ママ友との話は基本的に「あるある」という話が多いのだが、
この私の「あるある」は、とくに無いらしかったので笑った。


その日会ったのは、母親学級で知り合った方たち。
眉間ちゃんのママと、雪国ちゃんのママと呼ぼう。
妊娠中からの知り合いのため、お互いの出産のときの話を
振り返って、「懐かしいね・・・」としみじみした。
本当に、遠い昔のことのよう。


娘の足の筋肉がすごいと言われた話や、うつぶせにするとお尻を
高く上げてもぞもぞするという話をしたら、
眉間ママに
「ハイハイするんじゃない? ズリバイより先に。
 お尻を上げるのって、ハイハイのはじまりなんだって。
 もしかしたら立って歩くのも早いかも」
と言われた。足が強い娘。
眉間ママは初めての出産なのに、いろんなことを知っている。
眉間ちゃんも成長が早くて、もうつかまり立ちやお座り、
ズリバイで移動しまくっている。


それにしても、「ママ友と平日にケーキ屋さんでお茶」という体験は、
人生の中でも貴重な体験だと思う・・・。
自分がそんなことを経験するとは思わなかった。
大切な思い出にしよう。

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かなり前のことになるが、娘が4ヶ月半くらいのときに、区の
離乳食講座のようなものに参加し、その時間だけ娘を一時保育に預けた。
教室の隣りの部屋で、年配の保育担当の方たちに預かってもらうのだが、
初めて他人に預けるのでドキドキした。
その頃、娘はまだ人見知りはなかったけれど、横に1人で寝かせておくと
すぐぐずり、1日中抱っこ、そしておっぱいがないと寝ないという
感じの日々だったため。
すぐ隣りの部屋だったので、講座中も赤ちゃんたちの泣き声がきこえてきて、
お母さんたちのソワソワしている感じが伝わってきて、なんとなくキュンとした。
本当にひどく泣いた場合は呼んでもらえるのだが、ドアをノックする音がすると、
いっせいにみんな振り返って「うちの子?」という反応をする。
私も毎回「うちですよね」と思って振り返ったが、ついに呼ばれなかった。
そして長い時間が終わって部屋の外に出たら、廊下で抱っこされて
大泣きしている娘がいて脱力。
しかし話をきくと、泣いたのは最後の5分だけ。
それまでは、1人で遊んで、1人でお昼寝して、ずっといい子だった。
「今日の優秀賞!」
と言ってもらえて、なんだかくらくらした。
娘がいとおしくなった。泣きながら私に気づいた娘は、
気まずそうな顔をして、泣き声をフェードアウトさせていた。


そして、一緒にいたライオンママと一緒にライオンくんを見にいったら、
赤ちゃんを抱っこした年配の保育士さんの背中におんぶされて
すやすや眠っていた。ライオンママはその時まだおんぶしたことがなかったので、
「おんぶされてる!!」
とびっくりしていて一緒に笑った。しかも寝ていた。
あのかわいい寝顔忘れられない。
帰りにライオンママは
「赤ちゃんってすごいね。親の私たちの方がアタフタしちゃうよ」
と言っていて、本当にそうだなあと思った。


その日、最初に会場に連れて行ってドキドキしていたら、年配の保育士さんが来て
「担当させていただきますよ」
と挨拶してくれ、健康状態や育て方のことを事前に書いた紙を渡すと
その中の普段の呼び名の欄を見て
「あなた、あーちゃんなのね!」
と言ってくれ、そのあともずっと
「あーちゃんが」
「あーちゃんに」
「あーちゃんの」
と、そう呼んでくれた。うれしかった。

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娘はついに自分の足をなめるようになった。
が、最近そのブームは去ったよう。たまにしかやらない。
短い流行だった。この行為をすごく楽しみにしていたのだが。
でも、赤ちゃんって本当に不思議。どうして同じ時期にみんな
同じようなことをするんだろう。すごいなあ。


最近のブームは、こぶしで自分の胸や腹を叩くこと。
ゴリラのようでかわいい。小鼻も膨らんでいるので似ている感じ倍増。


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「ミュージック・ポートレイト」という番組が大好きだったが、
終わってしまって残念。
でも、松田聖子藤井隆というすてきな回を見られて嬉しかった。
人生の節目で影響を受けた10曲を持ち寄って、2人で語り合うという番組。
自分の人生の中の10曲も考えてみたい。
どんな曲があがるだろう?



「サラメシ」も相変わらず楽しく見ている。
(見られるときは。)
この間は、日本のお弁当に魅せられて、京都でお弁当箱の専門店を
やっているフランス人の男性をとりあげていて面白かった。
「自分は、お弁当箱やキッチン用品が好きだからこうして売ることができる。
 車のことなどは興味が無いから、例えば車のディーラーみたいなことは
 できない。」
といっていて、なるほどそうだよなあと思った。
でもそういうシンプルな欲求で仕事をするってなかなか難しいことだ。


仕事を定年退職した翌日から12年間、奥さんのためにお昼ご飯を
手作りしているという男性の話も面白かった。
「在職中は毎日お弁当を作ってもらったから、今度は自分が作って
あげてもいいかなと思って」
というようなことを言っていてキュンとした。
別の日には、長年卵焼きのお店をやっている男性が、亡くなった奥さんのことを
「何十年も一緒に商売していて、愚痴を言ったことがただの1度もなかった」
と言っていて、これも考えさせられた。
私にはできないことばかりだ・・・。
こんな風に誰かのために何かをしたいと思うのに、また今日も
何をしてもらいたいかということばかり考えてしまう毎日だ。


ダッフルさんの好きな、小惑星探査機「はやぶさ2」を作っている
人たちを取り上げている回を一緒に見ていたら、その方たちの
サラメシは、愛妻弁当だった・・・。
お弁当なんて、もう久しく作っていない。

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この間、娘を抱っこして公園に散歩に行ったら、珍しくまだ誰も
遊んでいなかったので、娘を下ろして、支えながらひざに乗せて
ブランコで遊んでみた。
私自身、ものすごく久しぶりにブランコをこいだので、とても楽しかった。
先日の「徹子の部屋」で「ちい散歩」の映像を振り返ってみていたとき、
ブランコが好きな地井さんの様子を見て影響を受けたため。
地井さんは、鉄の鎖を握ったあとの手の匂いを嗅ぐと、懐かしい気持ちになると
言っていて、真似して嗅いでみた。本当に懐かしくなった。
夕方、もうすぐ家に帰らなきゃいけない時間の雰囲気を思い出した。


初ブランコ体験の娘は、とくに笑ってはいなかったが、楽しくない
感じではなかった。よかった。

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今年のフジテレビ27時間テレビは、なんとタモリだそうだ。
この間うちに遊びに来てくれた姉にきいてびっくりした。
そして姉は、27時間テレビのために有休をとったとのこと。
気持ちはわかる。私もできるだけ見たい。録画を駆使しよう。
そして、考えたくないがもしかしたら訪れるかも知れないことについて2人で
話し合った。2人でタモリ好きな姉妹であった。

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娘が寝た後、まだダッフルさんが帰っていないときに、
1人で静かに、音を消したテレビを見ながら夕ご飯を食べていたとき、
どうにも肩が凝ってしかたがないので、腕を回して体操していたら、
ひじを椅子の背もたれに思いっきりぶつけて、声に出さないで1人そっと悶えた。痛かった。
というより、切なかった。
大人になると、痛いよりも切ないという感覚が強くなる気がした。
そしてその状況全体を俯瞰で見てみて、なんとなく自分がいとおしくなった。

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今日のおやつは、3色の「す甘」。
スーパーで、す甘を食べたことのないダッフルさんが
「興味がある」
と言っていたので買ったもの。
なんとなく見た目が脱力。でもほのぼの七夕を楽しんだ。
七夕っぽいパッケージには
「赤・白・緑 3色たんざくす甘」
と書かれてあってかわいかった。
ダッフルさんは
「思ってた感じと違った」
と言いながらたくさん食べていた。



娘が元気で育ちますように。
家族が元気で過ごせますように。