4ヶ月半・春をどうぞ


娘は4ヵ月。そしてもうすぐ5ヶ月になる!
あっという間だ。


すっかり大きくなり、毎日必ず
「大きい!」
とびっくりする。
退院して最初にベビーベッドに寝かせたときは、
「ベッド大きすぎたな・・・この半分のサイズでもよかった」
と思ったのだが、今は大きいサイズでよかったと思っている。
ベッドに横向きで寝かすと、もう足と頭が柵にくっつきそう。


そんな娘は、4ヶ月検診で首がすわったとお墨付きをもらい、
BCG接種も済んで、なんとなく風格が出てきた。
日によってだが、機嫌が良かったり、おもちゃで長く遊んでくれる
時間も出てきて、かわいい、かわいいと思う。


おもちゃを長く掴んでいられるようになった。
この間ふと見たら、アルパカの首根っこを強く掴んで
振り回していた・・・。



そして先日遊びに行ったママ友の家で、
お友達の赤ちゃんの髪の毛を鷲掴みにして、泣かせていた・・・。


ついこの間まで、新潮文庫のYonda?の帯を
掴んで遊ぶのが流行っていた。これだけで20〜30分は
黙々と遊べた。帯をちらっと見せると、目が輝いていた。



抱っこしている父母のことも、よく触る。
私は唇、ダッフルさんは首の肉をよく掴まれる。


たまに、何か要求しているのか、甘えているのか、確認しているのか、
おっぱいを吸いながら片手でずっと私の顔を触っているときがある。
鼻とか口とか顎とか首とか。
鼻に手のひらが触ると、酢飯の匂いがして、湿っている感触がする。
それにキュンとくる。
「そうだよ、おかあちゃんだよ。間違いなし」
と言ってあげる。


今日は、みんなのうたの「6さいのバラード」と「てんとうむし」
の録画したもの(毎日聴いていたら好きになった)を流して
抱っこしながら歌っていたら、
「ほーう、うほーう、ほー」
と画面を見ながら声を出していた。
歌っていた!
初めて歌った。覚えていようと思う。
初めての歌は、てんとうむし。しのしのし。


声を出して笑ってくれたときは、無上の喜びを感じる。


この間まで、オムツ替えのときなどにしきりに横を向きたがって
体をひねっていたので、もうすぐ寝返りかな・・・と思っていたら、
ここ数日は全然しなくなった。気分が乗らなくなったのか。
ママ友は
「寝返りは発達がどうのじゃなくて、本人のやる気次第らしい」
と言っていた。なるほど。
やりたいと思ったらやってくれ。
このママ友の娘ちゃん(娘と同月生まれ)は、もう片側の寝返りが
自由にできるようになり、それを何度も繰り返して部屋の隅まで
移動していくらしい。面白い。



暖かくなってきたので、午前と午後と2回お散歩に出かける。
いちょうの木に小さい葉っぱがたくさん出てきたり、
椋鳥や四十雀が歩いていたり、
黒猫の親子が日向ぼっこしていたり、
きれいにお手入れされた花が咲いていたり、
そういう景色をよく見る。
会社と家の往復だったときには見えなかったものばかり。


先日は、四十雀が歩いていくのを追いかけて歩いて行ったりして、
飛び立たれたりして、楽しいひとときを過ごした。



近くを通るときは必ず、娘と見る、花時計。
これを見せると、娘の顔がパアッ!と明るくなるときもあれば、
無表情でやり過ごすときもあれば、じーっと眺めているときもある。
ほぼ毎日見ている。


娘に来た最初の春に、一緒に見た景色を、忘れないでいたい。



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春の到来とNHK

・「カーネーション」の最終回は、映画のような終わり方だった。
 会社を辞めて産休に入ったときに始まって、娘を育てている
 ときに終わった。その激動の期間も、まるで映画のよう。
 胸がいっぱいになる。


・ごっちゃのお姉さんがいなくなった・・・。
 心にぽっかり穴が開いたようになったが、新しいお姉さんは
 よく見ていると、必要以上に色っぽい感じが強くて、
 ダッフルさんと一緒に注目して見るようになった。
 (ダッフルさんはお姉さんを土曜日くらいしか目にすることはないが)
 「パント」のコーナーも、毎日見ているとおもしろくなってきた。
 お姉さんの
 「探してみよう! あれー? ないねー?
  あ! ここかな? ないねー?」
 というセリフがとても好き。ほのぼのする。


・スイちゃんが変わった・・・。
 あの子は天才だと思った・・・。
 そして新しいスイちゃんは、視線の先がいつもかわいい。
 ダンスがかわいい。


・「デザインあ」はコーネリアスが音楽を担当している。
 高校生のころ、よくコーネリアスの「FANTASMA」を聴きながら
 眠りについていたので、この番組を見ていてもなんとなく
 心地よい気持ちになる。そして笑い飯


梅ちゃん先生・・・ちゃんと見られていない。録画がたまり中。
 しかしあのかわいさを毎日見られる幸福感。
 走り方がなんとなくだらしない感じでかわいくて、
 梅ちゃん先生という雰囲気が出ている。


・「グレーテルのかまど」という番組がとても好き。
  昨年のクリスマスには、大好きなパディントンの生みの親、
  マイケル・ボンドさんが登場していた!
  しかもボンドさんの奥さんがマーマレードを作るところも見られた。
  感無量のクリスマスだった。
  いま、新作を執筆中とのことだった。うれしい。
  ボンドさんの家には、「パディントンへ」というあて先だけでも
  手紙が届くのだそうだ。すてきだな。


・「きょうの料理」が與芝アナに! 昔からファンだ。


・そして同じく昔からファンの結城アナ。
 「いっと6けん」が大好き。
 ブック・ディレクターの幅允孝さんとのコーナーが好きだ。
 この間「考える練習をしよう」という本を紹介しているとき、
 この本の中に出てくる問題を結城さんに出していた。
 たしか「その子どもの親は歯科医だ。子どもは歯医者に行ったが、
 その歯科医は子どもの父親ではなかった。どうしてか?」
 というような質問だった。
 答えは「歯科医は母親だった」なのだが、結城さんは
 「・・・父親がいろいろいた」
 と答えていて、幅さんは「午前中から複雑すぎますね」と
 落ち着いて答えていた。こんな2人のやりとりが大好き。
 結城さんは本当に面白い。私が大学生の頃から好き。
 あの頃より、格段に若く見えるのはなぜだろうか。


 そして結城さんは、いつもなぜか半笑いなのが好きだ。
 この間は、
 「明日の料理はケチャップで味付けした洋風のひじきメニューです・・・
  ケチャップひじき・・・どういう味なんでしょうね」
  と笑いながらで言ってしまっていた。グッと来た。
  結城さんのまわりは、いつも幸せな雰囲気でつつまれている
  のではないかと思う。

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今日は初めてベビーカーでお散歩した。
娘を前に向かせて、後ろから押すと、抱っこ紐で散歩するのと
違った景色。娘の顔を見ないで外を歩くって新鮮な気分。
ふと娘の顔を覗き込んだら、見たことない顔をして目を動かして、
でも笑っていた。
親子の新しい一歩。
今日は初めて歌も歌ったし、新しいことがたくさんあったね。


もうすぐ5ヶ月。