沐浴布をしぼるダッフルさん

妊娠してから好きなテレビ番組に「俳句王国」がある。
(Eテレ、月曜夜9時半〜)

今日は外国出身の方々ばかり集めた特別版だった。
ジローラモさんやヒロコ・グレースさんなど多彩な顔ぶれだった。
お題は「月」。
俳句は面白い。


主宰が紹介する俳句の言葉のコーナー「珠ことば」は、
今日は「神渡し」について。神無月に吹く西風のことをいうらしい。
この西風は、神様を出雲へ送る風とのこと。
なんとなくほのぼのする。

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両親学級

母親学級が終わった。
ダッフルさんも参加。
(半休かと思いきや、終わったあと会社に戻る。)
赤ん坊の人形を抱っこする。重かった。
人形の赤ん坊は、抱いているダッフルさんをつぶらな瞳で
まっすぐに見つめていて面白かった。
ひととおり説明されて、いざ沐浴に挑戦。
ダッフルさんは工程をけっこうすっ飛ばしていて注意されていた。
ダッフルさんは、沐浴剤を使うことに積極的だった。


妊婦体験をするダッフルさん、おしめを変えるダッフルさん、
公の場で年上の女性たち(施設の人々)と接するよそゆきのダッフルさんを
いろいろ見て、新鮮だった。
赤ちゃんの着替えは大変だなあと思う。
特に冬生まれなので、重ね着が多くて着せ替えに手間がかかる。
きっと温度管理も気を使うだろう。
沐浴をどの部屋でさせるかなど、脳内でシュミレーションする。


最後のまとめで、感想を求められ、ダッフルさんは
「サポートというより、主役として頑張りたい」
という名言を残していた。
会社に帰る電車の中で、言いすぎたと反省したらしい。


帰りに、妊婦さんたちと立ち話。
無事生まれたらママ会をしよう、出かけようと言い合う。
良い人たちで良かった。


私の行っている産婦人科(仮にもち肌産院としよう。先生がもち肌だから)と
同じ人は1人もいなかった。
口コミで、必ず誰もが「先生が厳しい」「先生がぶっきらぼう」「先生がとっつきにくい」
と書くため、躊躇した人が多かったようだ。
ちなみにその「先生が・・・」の後には「でも慣れたらいい先生」
と続くことが多いのだが、そこまで行くには好き嫌いがかなりあると思う。
もち肌産院は、性別も教えないと言うとみんな驚き、
「昔気質ですね・・・」
と言われた。
私の特徴は、もち肌産院に通う人、と覚えられたようだった。


冬生まれだから、すぐには外に出せないと話していたら、
「でも早くから出したほうがいいんだって!
 外に早く出ることで、好奇心が旺盛になるらしい。
 いちばん好奇心が強いのは、夏生まれ。外に出るから。
 夏生まれの女の子がいちばん好奇心が強い」
という情報を教えてもらった。
なぜ女の子が強いのかはよくわからないが、好奇心か・・・と思う。
知らないことが多い。


立ち話をしていたら、さっき「さようなら〜」と別れた
上の子がいるベテラン妊婦さんが戻ってきて
「もう買い物済ませてきちゃった〜」
と言ってスーパーの袋を見せていたのでかっこよかった。
しかも自転車だった。


みんな同じくらいに産むので、不安の大きさも同じくらいで
とても心強かった。
しかし、やはり人見知り。帰ったらどっと疲れた。
ダッフルさんなんてその後仕事に行ったのだから、さぞかしだろうと思う。
お疲れさま。