立会い出産

太る。
運動しなくてはと思い、今日は近所の土手まで散歩した。
お腹の子に話しかけながら歩いていると、まるで
世界ふれあい街歩き」みたいだと思った。

椋鳥が尋常じゃないくらい大勢いた。
いっぺんに飛び上がった様は、まるで舞台の緞帳が上がったよう。
お腹の子に
「む・・・椋鳥すごいね〜」
とシンプルに告げた。


土手の斜面に新聞紙を敷いて座って、スティック式の
羊羹をかじって、少しぼんやりしてから帰った。
(運動した意味がない)
土日に来るといつも少年野球の練習をしている場所で、
誰もいないので飼い犬をはなして思いっきり走らせている男の人
がいた。
犬は、敷地の端と男の人を全力で何往復もしていて和んだ。
気持ち良さそうだった。

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引き続き、9月の記録。


■母の退職・還暦祝い

父・母・姉・ダッフルさん・私でお食事をした。
私の結婚式の後、親戚たちと父母が食事したお店らしかった。

母は着ていく服を相当迷っていた(少し遅れてきた)そうだが、
意外と普段着でやってきた。いろいろそぎ落とされたようだった。
母は久々にお酒を酌み交わす相手ができて嬉しいらしく、
ダッフルさんと2人で6合ほど飲んでいた。東北のお酒。
父と母、そして家族で写真を撮る。花束をプレゼントした。
良い記念になってよかった。


■昼休みと送別会

在職中、昼はたいてい1人で過ごしていたのだが、
最後に1人で過ごすお昼休みには、いろいろ考えた末、
よく通った喫茶店で、よく食べたメニューを選んだ。
コロッケパン。シナモンロール。アップルパイ・・・。
久しぶりだったので嬉しかった。感慨深かった。
何度食べただろうか。
ここでいろんな本を読んだり、いろんなことを考えて
ボーっと過ごした。昼休みは偉大である。



ある時期毎日のように行っていたので、この喫茶店で働く
お姉さんに、ある日
「この間の土曜日、○○駅で、エスカレーターを上がってくる
 あなたを見たよ!」
と声をかけられたくらいだった。
そして新作のパンをそっとおまけしてくれるおばさんもいた。
会えなくなると淋しいものだ。



その夜は、同じグループの派遣女性たちが送別会を開いてくれた。
イタリアンのお店。
おいしくいろいろ食べて、いい具合にニンニク臭になった。
デザートにティラミスを食べた。
送別会は小分けに何度か開いてくれて、本当に恐縮してしまった。
さらにお祝いの品までもらい、本当に恐縮・・・。
でも、良い人々に囲まれて働けたことに心から感謝する。
前の職場を結婚後退職して、初めて派遣社員として働いたが、
その職場で2年以上、大きなトラブルもなく働いてこられて、
最初の頃はこういう日が来ることは思いもしなかった。
最後はみんなで写真を撮った。

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これはつい最近。
大学時代の友人T,Sに妊娠の報告をしたら、
今年結婚してお婿さんをもらった(!)というおめでたい
報告をしてもらい、結婚祝いを送った。
そのお礼の電話がきて、ものすごく久しぶりに話した。
昨日まで一緒に登校していたように話せて嬉しかった。
変わらないようで、少し声が低くなっていた感じのT,S。
きっと私もそうだろう。
「私、良かったら立ち会うから」
と言ってくれた・・・。
そして、
「モチコちゃんの子どもは女の子だと思う。私の勘は当たるから」
と言っていた。

ずっとずっとお幸せに。