小さい口

1月中頃、ババ・ガンプ・シュリンプというお店で食事をした。
映画「フォレスト・ガンプ」を題材にした、アメリカ南部料理のレストラン。
この映画をずっと昔から大好きだったので、念願叶っての食事だった。
ババのお母さんが作った食事・・・と思いながら食べた。
店内には映画の映像が流れていて、ババが海老料理の名前を
フォレストに言い続けるシーンを見ながら食事できてしみじみした。



写真は、ディキシー風べイビーバックリブというもの。
見てわかるように、とてもボリュームがある。
写真にはないが、ケイジャン・シュリンプというのがとてもおいしかった。
少し辛く味付けされたバターでソテーしてある海老。
そのソースを、バターブレッドにたっぷりつけて食べる。
ダッフルさんと一緒に行ったのだが、2人とも夢中で
食べた。ガーリックブレッドはおかわりした。
また食べたい。


この日は、2ヶ月ぶりくらい久しぶりにお酒を飲んだのだった。
ワイン1杯だったけど、かなり酔っ払った。
それまでいろんなことがあって、張り詰めてることが多かったが、
その間「おいしいものを食べに行こう」と2人でよく言っていたので、
おいしいものを食べられてよかった。
また行きたい。ダッフルさんはメニューを見ながら
次に来たときに食べる料理を選んでいたくらいだった。


お店の外にあるベンチ。ジーンとしてもちろん座る。
無人の状態だと、ムーミンに出てくるニンニのようだ。



足にはちゃんと羽がついていた。


チョコレートの箱もちゃんとあった。
「人生はチョコレートの箱のようなもの。
 開けてみるまで何が入っているかわからない」
これは映画の中で、フォレストがお母さんに言われる言葉。
この言葉は、この日のおいしい料理と同じくらい体に染みて、
そしてこの日のガーリックの良い匂いとともに翌日まで
私の中に居残ったのであった。


あらためて、本当にそうだよなあ、と思う。

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この間、キャベツとベーコンの白ワイン煮込みというのを作ってみた。
この料理は、雑誌「Lingkaran」に載っていた朝倉めぐみさんのレシピ。
ブロックのベーコンを角切りにして、大量の千切りキャベツと
一緒に、白ワインと少しのお水で1時間くらい煮る。
少し酸味があって、「ザワークラウトをマイルドにした味わい」と
レシピにあるとおりの味だった。おいしかった。
「ベーコンはスプーンで切れるほどのやわらかさに」とレシピに
書いてあったが、うちのは切れなかった。
うちにあったベーコンは、脂身がほとんどなかったからだと思う。
でもおいしかった。


このレシピが載っていた「Lingkaran」は、2005年3月号だそうだ。
どれだけ古い雑誌だ。
日付から考えると、きっと私が引っ越してくるときに実家から
持ってきた雑誌だろうと思う。
でも今でも違和感なくよく目を通している。
唯一今見るとなつかしくて違和感があるのは、連載をしている
渡辺満里奈の髪が長く、お団子頭にしていることだ。


この日で、大量にあったブロックのベーコンを消費した。
実家の母は、よく大量のブロックベーコンをくれる。
何でだかわからないが、よく買ってくる。
面白いので、理由はよくきかずに、もらってきてスープにしたり
パスタに入れたりして、おいしくいただく。

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今日は体調が悪かったので、1日何もできず。
でも体調が良くてもきっと何もしなかったと思う。

唯一したのはご飯を作ったことで、家にある材料でトマトの
パスタを作った。これも雑誌「Arne」に載っていたレシピで作った。
こちらは2009年発行のもの。さっきのに比べたら新しい。


トマトソースにツナを入れようと思っていたのだが忘れて、
出来上がったものの上にツナをのせて食べた。


ダッフルさんも家ごもり中。ゲーム三昧。
忙しかったので、ゆっくりしてほしい。
空気が乾燥していて、くちびるが乾いているらしい。
メタルスライムに逃げられて、照れ笑いしたダッフルさんの
笑った口がすごく小さかった。普通に笑えるように
リップを貸してあげたくなった。