焼くと目だつ

もう1月も終わりますが・・・
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年賀状や挨拶状に、ちょっと日常のエピソードなどが
添えられていると、
「いいなあ、こういうの」
と思って嬉しくなる。

ダッフルさんのお父さんのお姉さんであるMおばさまは、
いつもお礼状などをくれるときに一言、日常の言葉が添えられていて
ぐっとくる。
Mおばさまには、私たちの結婚式に来ていただいたときにしか
お会いしていないけど、なんだかとても大好きだ。

この間いただいた年賀状には


「マンション住まいは便利でしょう、
 友達が八十年来の一軒家からマンションに移り
 暖房いらない位暖ったかよ、とウラヤマシがらせます」


と書いてあって、なんとなくとてもほんわかした。


それから、ダッフルさんのお父さんのお兄さんの奥さんである
Hおばさまも、良いハガキをくださる。
私たちが結婚したときも、長い丁寧なお手紙をくださった。
結婚生活についていろいろ書いてくださっていたが、
その少し前に亡くなったご主人への気持ちが、さりげなく、でも
とても情熱的に書かれていて、こういう素敵なご夫婦になりたいものだ
と思ったものだった。


そのHおばさまから先日、寒中見舞いのハガキがとどいた。
娘さんと昨年ハンガリーと南独を旅行したことが書かれていて、
その後に


「お忙しい中、読書をお楽しみでいらっしゃいましょう。
 私は朝頭がすっきりしている時に読書。
 塩野七生の『十字軍物語』を読んでいます。
 ハンガリーや南独は十字軍の通り路になって
 相当苦労したと旅行中聞きました。」


と書かれていて、これまたぐっときた。
こういうハガキが書けるようになりたい!
人のハガキを勝手に公開してしまいました。

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何を思ったか、アップルパイを夜焼いた。

初めてではあるが、とんでもない姿になった。
とても写真が載せられない。格子を侮ってはいけない。
格子を作ってるときに、力尽きて1本、そのまま横たわらせた
ものがあったのだが、焼くとそれが前面出てにふくらみ、
存在が丸見えになっていた。
ダッフルさんは、
「どうして格子にするか、意味があることがわかったな」
と言っていた。
こんどから上の生地は、かぶせる方式にしようと思う。
うまくすればダッフルさん家の手土産にできるという
甘い考えは、遠い未来へ放り投げた。

でも意外と味は普通だった。
そして楽しかった。
いつか、写真を載せられるようなアップルパイを焼きたい。

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ローラ・インガルス・ワイルダーの『長い冬』を読んでいる。
とても面白い。
これを読んでいると、このところの寒さや乾燥など、
これっぽっちも大変ではないと思えてくる・・・!
インガルス一家のもとに早く春と汽車がやってきますように・・・