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覚え書き

■クリスマス(2009)

自分でも驚いたことに、2009年12月の、
24日も25日も、私は風邪をひいていて、辛かった。
ダッフルさんは、24日には残業終電で帰り、
明け方まで家で仕事をしていた。私はご飯も作らず
すでに寝込んでいた。お互い大変な日であった。


そんなクリスマスになるとは露知らず、
12月はじめのある日私は、クリスマス準備をして楽しんだ。

駅のそばにある店(お花と、少しの野菜・果物と、焼き芋などを
売っている、かなり殺風景で不思議な古いお店。
野菜も、ゆり根など少し珍しい野菜ばかり置いている)
で数日前に見て気になっていたものを買いに行った。
それは、手作りの赤い木の実のリースで、
そのお店の木の柱に飾ってあったのだった。


それを指差して、「これください」と言ったら、
お店のおじさんが奥から3つくらい出してきてくれて、
30秒くらい迷ってから、火の輪くぐりの炎みたいな
激しいやつを選んで買った。300円だった。
何の実なのかきき忘れた。


帰ってから、さっそく飾った。
玄関のコートかけに、気軽にひっかけた。


なんとなくさびしいので、盛り上げるために
無印良品で買った飾りもつけたした。

これは今の家に越してきた最初の年のクリスマスに買ったもの。
ツリー・くつした・雪だるまの3種類あるのだが、
雪だるまはなぜか、その最初の年の冬からいままでずっと
トイレのドアノブに下がったままになっている。




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同じくらいの時に読んでいた本。


松岡享子さんの『サンタクロースの部屋』(こぐま社)。
LIBROで買ったのだが、オレンジ色のカバーがなんとなくかわいくて
あたたかい感じがしてうれしくなった。


さらに、本自体の装丁もすごくかわいらしくてうれしくなった。

しかも、はがして本そのものを見てみたら
いちばんかわいくて興奮した。
赤い本だった。


心の中の「サンタクロースの部屋」!
これは本当に驚くべき例えだけど、わかりやすくて心から感動した。
とても大切なものだし、私はその部屋を持つ人がとても好きだし、
そして信頼できるという気がする。


※小さいときにサンタクロースの存在を信じていて、
 いつかは心からいなくなってしまっても、
 そこには目に見えないものを信じたり、不思議なものを想像したり
 する場所、キャパシティーができているという例えで、
 それが子どもの頃に作られることがとても重要だという話が
 本に登場するのです。
 (拙い説明なので、興味のある方は本をぜひご覧ください)

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ネットで作り方を調べて
作ってみた、柚子風味の蒸ししゃぶ。
熊本のおばあちゃんが育てて送ってくれた柚子があったので
使ってみた。とてもおいしかった。
さつまいもが入っているのが良い。



この間は、お風呂に入れた。柚子の匂いってどうして
こんなにすごいんだろうか。すごく偉い人、という目で
湯船に浮かんだ柚子を見てしまう。