風呂あがりの麦茶

ムーミンパパ海へ行く (講談社青い鳥文庫 (21‐7))

ムーミンパパ海へ行く (講談社青い鳥文庫 (21‐7))


再び昨日のことだが、精養軒で食事中、
母と姉と私とで、日本シリーズ見た? の話になった。
前日のダルビッシュの話。


私「お尻が痛かったんだよね」
姉「そう。臀部がね」
母「ああそう」
私「だからお尻を使わない投げ方をしたんだって」
姉「そう。スローカーブでしょ。普段できないのをうまくやった」
母「賢い子なんだね・・・」


なんとなく印象に残った会話であった。
ダルビッシュは・・・本当に・・・素敵だった!
ああいう野球は本当に素敵だ。


今日は帰りの電車の中で、家にある食材を思い浮かべて、
パズルみたいにいろいろ置き換えて、今日の晩御飯と明日のお弁当の
おかずを考えたけれど、やっぱり全部やめて、炊き込みご飯とおみそ汁だけにした。
しかも炊き込みご飯は、混ぜて炊くだけにできるものを買った。


そしてのばしのばしにせず、すぐにお皿を洗って、洗濯をして、
ご飯を炊いておみそ汁を作って、たまった家計簿をつけながらニュース7を見て、
さあご飯となってから、ゆっくり「かもめ食堂」をひさしぶりに見た。
何度も見重ねていくほど本当に良くなっていく。いい映画だなあと思う。
何度も胸に、あったかい波がかぶさる。泣きたくなって来る。
早く家事を終わらせれば、こんなに素敵な映画を見れるんだ。よし。
牛乳を鍋で温めながら、紅茶を煮出したものを飲む。
栗まんじゅうと、チョコレートとともに。


それでも体が冷え切っていたので、久しぶりに湯船につかった。
つかりながら『ムーミンパパ海へ行く』を読む。



  風ははげしくなってきました。暗やみと海のとどろきと、ママのいったことばなどが、
  ムーミントロールにおちつきをあたえました。



ここがすごいと思う。
はげしい風や、暗闇や、海のとどろきが、自分に落ち着きを与えるなんて
私は思えるだろうか?ここに、本当に島暮らしをした人が手に入れた経験と温度が感じられて、
そのリアリティに圧倒される。ムーミンのお話は、本当にリアルなお話なのだと思う。
それから「かもめ食堂」を見たときに感じた、「あったかい波」のことを思い出した。


そういえば、結婚式前には毎日、夜湯船に入っていたなあと思う。
何を考えながら入っていたっけ? と忘れてしまった。

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ダッフルさんの実家へ遊びに行った日、
ダッフルお父さんが10年間つけ続けている日記の話をきいて、
その日より急に、私も日記帳につけ始めた。今日で11日経った。
前につけ始めて途中でやめてしまった日記帳の続きから再開。
日記と言っても、ダッフルお父さんみたいに大学ノート1ページ
に書くということはさすがにできず、1日7行ほどのスペースに
つけている。


7行に1日をまとめるということは、適当な枠のようでいて
なかなか書ききれないことも多い。
でも、書ききれないからと言って次の日のスペースに続けて書くことは
ないので、自然と書かないことも出てくる。
その日そのとき、偶然に書き残したことが、未来の今日になるんだなあと
思うと、厳かにも、無常にも、安心できる感じにも思えてくる。
適当に楽しい気にもなってくる。


でもたまに「これは書いとかなきゃ!」と思うことがあって、
そういうときは欄外にそっと書いたりする。
今日もそれがあって、今日のそれは


「天気コーナー、つまった半井さんをフォローする武田アナウンサー」


と書いた。



ふとページをめくると、2005年12月の日記が出てくる。
ある日の私は、まだダッフルさんと結婚もしていなくて、
一緒に住んでもいない。
その日は河田ヒロさんの個展を見に行き、その後ダッフルさんの
家に遊びに行ったことが記されていた。
なすの焼いたものにじゃこをかけた、
じゃこに鷹の爪を入れた、
ということが書いてあった。楽しそうな1日だ。