横顔

新潟のおじいちゃんから柿が届いた。
いつも実家に届いたのをおすそわけでもらっていたのだが、
今年は4月にダッフルさんと挨拶に行ったこともあってか、
私の家にも1箱送ってくれた。
さっそくいただいたら、みずみずしく、すっきりした甘さでとてもおいしかった。
毎年、きらきらの宝石がダンボールいっぱい届く様を
見るのは、楽しみの1つだ。
お礼のハガキを書いた。


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この柿を届けてくれた宅配の人。
柿のダンボールを私に手渡すときに、小さな声で
「柿・・・」
と言っていたのが印象に残った。
ダンボールには、柿の絵とともに大きく
「おけさ柿」
と書いてあったし、伝票の品名にも「さわし柿」とあるから、
この重みは柿だ、柿を届けた、という気持ちが強くなったのかもしれない。
私も、柿を受け取った、という気持ちが強くなった気がして
お礼を言った。
宅配の人は、ダルビッシュ似だった。

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「さわし柿」ってなんだろうと思った。
調べたら、渋柿の渋みを抜いた柿だということだった。
へたの部分に焼酎などをつけて、ポリ袋などに入れて寝かせるらしい。
毎年食べてるくせに知らなかった・・・。
こうして甘くなった柿なのだ。


「おけさ柿」もなんだろうと調べてみた。
これは八珍柿という種類の柿の商品名で、渋柿なのに
珍しく種のない品種なのだそうだ。確かに種がなかった。


この八珍柿のもともとの原産地は「庄内柿」が有名な山形県庄内地方
されていたのが、後になって新潟の柿の古木がもとになっていると
わかり、それが珍しいので「八珍柿」という名前がついたとのこと。
なぜ「八珍」かというと、「越後の七不思議」に次いで珍しいものとして・・・
とのことだそうだ。
「越後の七不思議」ってなんだろう・・・。


謎が謎を呼ぶとは、まさにこのことだろう。

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今日の『ブラタモリ』は、銀座。
高低差の発見や、坂の命名などに、100万ボルトの笑顔を
見せるタモリ・・・。その笑顔にこちらも笑顔。
タモリが喜ぶと、こちらも嬉しくなる・・・不思議ね。
大貫妙子の「横顔」を歌い捧げたい。

来週はいよいよ「三田・麻布」だそう!楽しみ!

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泊まりで大阪と神戸に出張していたダッフルさんが帰ってきた。
お土産に、ケーニヒスクローネというお店のお菓子を
買って来てくれた。ありがとうダッフルさん。
朝ごはんに食べよう。