突くべし!突くべし!払うべし!

この3連休前の金曜日、実家に泊まりに行った。
帰る時間がちょうど一緒になった母と、駅で待ち合わせて
スーパーで食べたいものを買い込んで帰った。
父は風邪をひいて寝ていたが、2人でプチ宴会をひらいていろいろ話した。


翌日、母は仕事に出かけたので、家にいる父と少し話した。
昔、パソコンを直してもらった父の職場の人の話。
とても声が小さくて、別の職場に移って、さらに今違うところにいるとのこと。
「とにかく声が小さいんだ」
と父がしきりに言っていた。
父とゆっくり話をするのはあまりないことなので良かった。
本当にたわいのないことだけど、父が話してくれるとうれしい。


母といえば、こんな話をきいた。
お年寄りの患者さんの家へ在宅往診に出かけたとき(母は病院の診療所勤務)のこと。
かなりお年を召したおばあちゃんの患者さんで、ほんわりしながら一言

「むくんでいるのかしら・・・」

と言ったので、母は足のむくみのことかと思い、

「なるべく歩くようにすれば、少しよくなると先生がおっしゃってますよ」

と言った。するとおばあちゃんは

「じゃあ・・・太ってるのかしら・・・」

と母の顔を見ながら言った。
すべて母の顔について言っていたらしい。

「まいっちゃった」

と笑っていた母。



母といえば、この間こんなことも。

集英社文庫のナツイチ2009で、文庫を購入したらオリジナルストラップが
ついてきた。2種類もらったので、母にあげた。
これは集英社文庫のキャラクターで、8種類ある。くじびきでひくようになっている。
4つの組になっていて、それぞれ鍵と鍵穴のようなのがついていて、
揃うとペアのストラップになる。


私がひいたのは違うペアの鍵と鍵穴のものだったのだが、
母にあげたら、しきりに無言で組み合わせようとしていたので、
「あ、違うんだ。それ別のペアだから。同じ色のやつが当たればくっついたんだけど・・・」
と説明したら、
「しー!」
と、人差し指を口に当てて怒られた。
そして、
「うーん・・・ちょっと無理があるかな・・・」
と小声で言いながら、父のところに行き、
「ほら、ペアのストラップだよ」
と言って、片方をあげていた。


金曜に行ったら、父と母の携帯にそのストラップがついていて、ほほえましかった。
ペアじゃないんだけどさ・・・。

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今日もほほえましいことが。


ダッフルさんが会社に行って少し仕事をするとの事だったので、
近所の眼鏡屋さんにコンタクトを買いにいくために駅までついていった。
駅の手前で、
「あ、ちょっと忘れ物したから・・・取りに行く・・・」
とダッフルさんがいったので、
「何を忘れたの?」
ときいたら
「○○の・・・書類・・・」
とかいうようなことを小声で言っていた。


近いのでまた家までついていって、出てきたダッフルさんを見たら、
会社用のカバンを持って出てきたので、
「もしかして、もって行くカバン間違えたの?」
ときいたら、頷いていた。
大きく丸ごと間違えていたのだった。ほんわりした。

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夜、元気をなくしていた私に、
「ご飯食べたら、モチコの部屋に行って『プラタモリ』のビデオ
見ようか?」
と言ってくれたダッフルさんにほんわり感謝した。

「『プラタモリ』じゃなくて『ブラタモリ』だよ」

と訂正したけど、すごく嬉しかったのだ。

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新・三銃士」すごく面白かった。

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むかーし、大学時代(モチコの日記のとき)につけていた
庄野潤三さんの読書日記をこのブログに載せ、カテゴリーを作ってみた。
すごく拙くて、自分のことばかり書いていて恥ずかしかったのだが、
それでも自分が夢中で読んでいた頃を思い出し、
いま読み返すときの参考にしたかったので。
大学の頃もいつの間にか遠くなり、今の自分がびっくりするような
ことを書いていたりする。
初めて読んだ「貝がらと海の音」の感想は、さすがにひどかったし
日付も書いてなかったので載せられなかった。でも、そのときの自分に
感謝している。