独身最後のいろいろ

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)

かもめ食堂 (幻冬舎文庫)


独身最後に読む本は、よく考えてのことではないけれど、
きっとこの本になるだろうと思う。
ひさしぶりに部屋で見かけて、手に取ったまま鞄に入れた。
最初に読んだときは映画と照らし合わせていたけれど、
今少し離れて読んでみると、あらためて群ようこだ。
3人ともの人生がフィンランドでくっつくところが
本当にキュンくるし、少し前向きになる。


独身最後のいろいろなこと。


●MとR(11/15)


独身最後の会合は、中学生の頃から一緒に行っている
行きつけのもんじゃ屋さん。
いつもはMにまかせっぱなしだが、この日ばかりは私が
もんじゃとお好み焼きを焼いた。あとえのきバター。
おいしかった。
いつもは食べない「たこ・コンビーフ」というもんじゃを
Rセレクトで食べてみたが、おいしかった。

Mのポイントカードがたまったとのことで、
お店でいちばん豪華なお好み焼きをタダで食べられた!
うれしかった。


MとRに数日前、メールで
「結婚式のスピーチをお願いします」
と頼んだ。その話になったら、2人とも固まっていた。
Mは、なんとかスピーチを回避しようと、歌を歌うことに自分で決めて、
カラオケで結婚ソングを練習していたらしい。
スピーチをしてもらいます、とあらためてお願いした。
Rは「紙芝居やろうかな」と言っていた。Mと私で不安顔に。


Rは今、科学未来館にハマッていて、ニュートリノの本を
持ち歩いていた。ニュートリノについての紙芝居にしようかな、と言っていた。


食事の後は、マックでコーヒーを飲みながらお喋り。
写真をたくさん撮って話す。
Mとは保育園の頃から、Rとは中学生の頃から、
今までずっと続いてきた友達だ。
私が結婚することに驚いているし、私も驚いている。
思い出話などをして過ごす。


   Rのかわいいシュシュ


最後は駅でお別れ、少し泣きそうになったけど
泣くような仲じゃないので、ドキドキしながら我慢した。
今度会うときは、苗字が違うのである。



●姉とハイチ(11/27)


着物選びで、三度の試着へ。
気になっていた着物にやっと出会えて、羽織る。これにした。
姉もこれがいいと言ってくれたので、ホッとしてやっと納得した。
よかったよかった。

担当してくれた人も、今まででいちばん良かった。
少し年配の女性で、ユーモアがあって和んだ。
姉は出た後に
「まるで中村玉緒だったね」
と言っていた。


新宿だったので、アクタスをひやかしてから
久しぶりにハイチで食事。
まだ姉と一緒に住んでいた学生時代に、よく違う店舗のハイチに
行ってカレーを食べたものだ。食後のコーヒーが大好き。


今日はカレーと、ポアソ・シェクンというのの盛り合わせ。
私はトマトのピラフで、姉はイカ墨だった。
おいしくて頬張る。


姉の彼の話、恋の話、いろいろ聞く。
私の引き菓子の相談をしてもらった。
姉にウェルカムボードを作ってもらう予定だが、
披露宴の雰囲気がまだぜんぜん決まっていないので、
話し進まず。また今度。


次回会ったときに、猫村さんの3巻を貸す約束をして帰った。
独身のうちに会うのは最後だが、たくさんお喋りできて良かった。
ルノアールに寄って、遅くまで話した。
携帯電話で彼氏と少し話していた姉は、メルヘン乙女であった。
幸せになってほしい。
一緒に育った姉、ありがとう。


年末の休みに、家族4人で温泉に行く予定である。



今日はひとまずここまで。