お昼はひさしぶりに一人でスタバにいった。
本を読んでのんびりしていたら、ぼーっとしてしまった。
だいぶあったかい。強い日差しで、朝の天気予報で「紫外線が強い」
と言ってたのを思い出した。でもちょっと気持ちよかった。
強い日差しを浴びることって、あんまりなくなっちゃったなって思う。


バルサミコチキンサンドイッチがおいしかった。
やっぱりチキンって、食べ応えがあっていいな。


他部署の年上の女先輩と話していて、新卒の新入社員の
女の子の話になった。
何卒女史が言うには、私がよく話しかけているということ。
同じ新卒の入社で、自分のときのことを思い出すので、自然と声をかけたくなる。
きっと不安だろうなあと思っているのだけれど、予想よりもしっかりしている。
余裕もある感じで、よけいなお世話なのかもと思えてくる。
最近の子はしっかりしているのかしらね、という想像もしていなかった話になる。


「私もそうだったの。 自分を見てるみたい、思い出すわー」


なんて新卒の女の子に言うなんて、私も順調に成長中ということだ!


へっとへとになっても、帰りの電車の中は庄野さんの「文学交友録」。
私はこの本がすごくすごく好きだなあ。
とくに学生のころのエピソードのところが好きだ。


級友の武波さんとのお話のところは、いつも胸が熱くなる。
子どもたちに協力してもらってビールを手に入れるところは、
なんとなく「エーミールと探偵たち」を思い出す。
そのビールで、戦地へ赴く武波さんのの送別会を開くことになるところが
切ないけれどとてもいい。
見送りに出て、2人で汽車座席に向かい合わせで座って、
かやく御飯のようなお弁当を食べるところもいい。
それから庄野さんが、下宿を移るたびに、武波さんからもらったビールの
瓶をリヤカーの布団袋の結び目に突っ込んで運んだという話もいい。


庄野さんは、


「武波と私との交友は、やはり離れた土地にいてやりとりする手紙や葉書
 でつながるようなめぐり合わせであったのかも知れないと思いながら。」


と書いている。始めて読んだ頃はわからない気がしたけれど、
最近は少しわかる。そういうめぐり合わせの友達もきっといて、
お互いの距離をもったまま、でもお互いのことを思っているんだという友達。


今日は、幼馴染のAちゃんの誕生日。おめでとうだ。
メールをして、近況をきいた。
Aちゃんにはでも、また会っていろいろお話したい。
庄野さんと武波さんのような、忘れられない良い思い出をこれからも作っていきたい。


さっき寝ているダッフルさんの鼻がピー! って鳴って、
ダッフルさんがその音に驚いて飛び起きていたのが面白かった。
寝てる人って本当に面白いと思う。和んだ。ありがとう。