いいえ 星のダイヤも

ワシントンのうた

ワシントンのうた

この春に購入してから3回くらい読み返しているが、
毎回読み終わるとまた最初から読みたくなる。


庄野さんの幼少時代からを綴った半自伝的なこの作品には、
いろんなエピソードや、人々が登場する。
庄野さんは、ユーモラスな出来事も、切ない思い出も、
大事な出会いも、感謝の気持ちも、すべて無駄なくすっきりと書き綴ってくれる。
それが、美しいことに感じる。
私はそれを、まるで「紹介されている」ように思う。
ちょうどそういう距離だ。
庄野さんの人生を彩っている、人々、出来事、日々の積み重ね・・・
自分の身近ではないすべてを、庄野さんが仲介するように読者に差し出してくれて、
私たちはそれに、1つ1つ出会う。
その丁寧な出会いが気持ちよくて、繰り返し、何度もなぞりたくなる。
出会いたくなる。


素敵な本を書いてくださった。
装画も装丁もまたとてもすばらしい!
持っていることが嬉しい本って、こういうものだと思う。



ところで、スピッツの・・・新しいアルバムが・・・やっと・・・発売!!!
10月10日だからあっという間だなあ!
仕事の予定のこととか考えていると、本当にあっという間に感じる。
あれやって、あれが終わった頃でしょ、すぐだよすぐ。


本当にうれしい。
「スーベニア」が出た頃にダッフルさんと知り合ったことを思うと・・・
遠い目になる。



ところで筒美京平トリビュート・アルバム『the popular music』
をよく聴く。
あのマサムネさんが歌う「木綿のハンカチーフ」と言ったら!!!
もともと好きな曲だったので、マサムネさんが歌うと知ったときには
鼻血が出るかと思ったのだが、実際聴いてみてやはり鼻血。
本当に素敵だ。


とくに


「きらめくはずないもの」


を2回繰り返すところがいい。
その後の、


「口紅も つけないままか」


というところもいい。




この間、夜遅くまでテレビをつけっぱなしにしていたら、
世界ふれあい街歩き」という番組(NHK)がやっていて、見ていたら
とてもおもしろかった。
ナレーションが毎回変わるらしいのだが、私が見たときはたまたま
浅野和之さんだった(フランスの回)。とても良かった。
やっぱり声が素敵な人だなあと思った。喋り方もなんとも言えない味があって好きだ。
番組も、のんびりした雰囲気で好きだ。
(視聴者が街を歩いている感覚で見られるような映像に、
 旅人の独り言のようなナレーションが入る演出)


その後から、総合テレビでやる日は必ず見ようと思っているのだが、
なかなか見られない。見逃してしまう。
次こそはぜひ。


今日は健康診断だった。
人と話すのになぜかちょっと疲れを感じてしまう日々・・・
うまくいかない。ひとりよがりになっているのか。
なにはともあれ、今日の1日は終わった。