葛飾区は端っこ

今日はもう完全に、朝の電車の中で隣りの知らない男性の肩にもたれて寝ていた。
よく怒らないでくれたものだ。


よく何卒女史と話すけれど、眠ってしまって隣りの人にもたれてしまって、
肩や腕でぐいっと押し返されたりしたときのみじめさったらない、と思う。
自分が悪いくせにとてもしゅんとなるので、自分がされたときはなるべく
嫌がらないでいようと思っているが、難しい。
心の広い人になりたい。


お昼は、土曜日にいよいよ結婚式を迎える先輩女史を囲んで、
女10人でわいわい食事に出かけた。
大人数のときに行くお店のひとつの、中華料理屋さん。
丸いテーブルをかこんで、いろんな料理を頼んで取り分けた。
いまどんな気持ちなのか、ドキドキしてるのかときかれた先輩女史は、


「ドキドキはしてるけど、結婚することに対してではなくて、
 式や披露宴で誰かに失礼がないかどうかとか、抜けていることがないかとか
 そればかりドキドキしている」


と言っていて、胸がキュンとなった!
大変だろうなあ! 想像しただけで夜眠れなくなりそうだ。
本人たちはもうてんてこ舞いなんだろう。
良い式や披露宴になるように、みんなで見守りたい。


当日は受付の役を任せてくれたので、緊張するが精一杯やる。
一緒に尻高女史がいてくれて心強い・・・!


毎日残業で準備ができないと言っていた先輩女史だが、
明日はやっとお休みがもらえるらしく、良かったとみんなで言い合った。


この中華料理屋さんは壁紙が金箔みたいにキラキラしている。
今日は壁際の大きいテーブルに座ったのだけれど、客席側のざわざわした席に
先輩女史(主役)を座らせて、壁際に座ってしまった私と背番号30番女史とで、


「あ・・・私たち結婚もしないのに・・・金屏風の前に座っちゃったね・・・」


と肩をすくめあって反省した。



家に帰ってから、買い物をして、ご飯を作った。
ニラと卵とえのきだけと豚肉の炒め物、えのきと油揚げのおみそ汁、押麦と白米のごはん。
あと油揚げの焼いたものに、おろしたしょうがをそえたもの。(醤油をかけてたべる)
同じ食材ばかり! 今週はニラをよく食べた。まとめ買いしたからだが。


そして、とてもとても嬉しい小包が届いていて嬉しかった!
大好きな人からのお手紙とプレゼント。うれしくてダッフルさんに
ひとつひとつ説明して自慢した。



「こういうことがあると、人生が楽しくなるよな」


とダッフルさんが言ってくれたので、大きくうなずいて同意した。



ダッフルさんは今日特別なことがあって疲れていたし、私も体調があんまり
よくなかったのだけれど、夜にちょっとした遊びをして楽しんだ。
広告の中にあった東京23区の白地図を見て、どれが何区かをあてるゲームをした。
わかる区から順番に埋めていって、あとで答えあわせをした。
3つ間違えていたけれど、ほとんど合っていて誇らしかった。
こういう時間が大好きだ。


こういう、なんでもない遊びを毎日少しでもしたい。
それぞれの生活が少しだけくっつく瞬間は、全てに解放される
なんとなく特別な時間だ。