ラテン男はよく靴を磨く。

グアテマラの弟

グアテマラの弟

ちょっと前に読んだ本だけど、とても面白かった。
前作「わたしのマトカ」を読んだときにいたく感動し、
「次回作が読みたいな。でもきっと私が切望しなくても、
きっとすぐに次回作が出るな。すぐに頼まれるだろうな。嬉しいな」
と思っていたので、そのとおり早めに次回作が読めて嬉しかった!


グアテマラに移住した弟に会いに行くお話。
むこうで家族を持った弟と、その家族と過ごす日々。


興味深いと思ったのが、片桐はいりが海外で人と仲良くなるための
手段の例として、たばこを交換こする、ということあげていたところ。
フィンランドで、巻き煙草をふかすスタッフに巻き方を教わったり、
グアテマラでも、日本から持って行ったピンク色のパッケージに入った
桃味のたばこをふるまったりしていた。
片桐はいりは、この煙草作戦を
「海外ナンパ術の常套として、古くさいがこれはかなり有効な一手」
と言い、そして
「なんだかんだ言って、行きつくところいつも肩を組んで飲んだくれる程度の、
 ささやかなナンパである」
と言っている。
私は煙草を吸わないけれど、なんだかこれっていいなあ!と思うのであった。
何となく、すごくピュアだと思う。


また次の本が楽しみだな。



今日はお昼にまぐろアボカド丼を食べておいしかった。
みんなで今週末に控えた先輩女史の結婚式の話をした。
帰ったらポストにクウネルが届いていて嬉しかった。


今日はまた帰ってからご飯を作って食べた。
この間実家に帰ったとき、母方の田舎(熊本)から今年も送られてきた栗を
もらってきたので、栗ご飯を作った。
今日は余った栗で、2回目の栗ご飯。
今回はもち米がなかったので、白米と押し麦を混ぜて炊いたら、
栗とあいまって歯ごたえが面白くてなかなかおいしかった。

これはこの間の。



あとは、ぶりの照り焼きとししとうの塩焼き、ピーマンのグリル焼き(薄口しょうゆで)、
薄切りかぼちゃの焼き(ただ焼いただけ)、ニラ玉スープ。


ダッフルさんは残さず食べてくれるので嬉しい。
焼き魚も、身も皮もほぼゼロになるまできれいに食べつくす。
それを見ていて、たとえばこの秋刀魚はいい人に食べられたなあとつくづく思って、
罪悪感がまったくなくなった。
これは、無意識だったけれどずっとこれまで食べものについて、生き物について、
何かしら持っていた感情のような気がしたのだけれど、
おいしく残さず喜んで食べる、ということで、初めてそれがなくなる瞬間を意識できた気がした。
家に買われてごめんねって、思わなかった。


話は変わるが、この間ダッフルさんが長野への出張の帰りに、
おぎのやの峠の釜めしを買ってきてくれて、夜食べた。おいしくて嬉しかった〜。
あんずがうれしい!
お漬物もついていたのだけれど、それもいろんな種類が入っていて、どれもおいしかった。
その入れ物が釜の形をしていてかわいかった。ピルケースに使おうかと思って洗った。
ほのぼのする。