博多通りもん

従姉妹の結婚式のために福岡へ行く。
朝の6時半の飛行機だったので、早起きだった。
しかし私の支度が遅かったため、姉と走って搭乗。
面目ない。焦った。


お式は神前式だった。もうここでジーンとした。
従姉妹はすごくきれいだった。
それから披露宴。登場するたびにジーン。
新郎さんは真面目そうで、やさしそうだった。


私の父は手品好きなため、頼まれて余興として披露した。
公共バージョン(?)でちゃんと見るのは初めてだったが、
思っていたより父がかなり面白くて姉と2人でびっくりした。
グッジョブ! 良い父を持ったものだと思った。


披露宴が終わってから、伯父さんたちと少し話して、
父と母は温泉へ、姉と私は「珈琲舎のだ」で一服して、
「ありがとう珈琲」というかわいいコーヒーを買ってから、
買い物に出かけた。


姉にくっついて、赤坂にある「PATISSERIE Jacques」という
ケーキ屋さんに行く。モンブランがおいしそうだった。
姉がお土産を買っていた。


それから天神に戻って、「博多通りもん」をはじめとした
お土産をたくさん買う。このお菓子大好き。
混雑した空港で満席の飛行機に乗って、さっき帰ってきた。
長い1日だった。
帰りの飛行機はけっこう揺れていた。
びくびくしていたら、


「あいにく、気流の悪い中を飛行しております。
 機体が揺れますが、飛行への影響はございません。
 ご安心ください」


と客室乗務員の方が言ってくれて、すごくホッとした。


「あいにく」


って言葉が効いた。ちょうどいい言葉だった。



夜の到着。雨。



羽田空港は本当に好きだ。
旅行から帰ってきて、空港を歩いていたりエスカレーターを
降りたりしていると、大声で歌いたくなってくる。


メールをしたら、今日のダッフルさんは
洗面所のゴミ箱を買ってくれたらしい。うれしい。


日帰りでも、旅先でお土産を買っているとき、
それから空港や駅についたとき、自分が会いたい人が良くわかる。


それから自分がいつもいる場所と、帰りたい場所もちょっとわかる。