海底2万マイル

海底2万マイル (講談社青い鳥文庫)

海底2万マイル (講談社青い鳥文庫)

すんごい面白かったよ!

初めて読んだ。
知識ゼロで読み始めたので、どういう話か全然知らなかった。
初めは本当に巨大イッカクの話だと思っていたのだった・・・。


潜水艦ってほんとにすごいなあ。
そして、潜水艦がまだないときに、潜水艦のことを考えて
これを書き上げたジュール=ベルヌはほんとにすごいなあと
思う。彼のほかの作品もまだ読んだことないけれど、
ぜひ読みたいと思う。
とくに『月世界旅行』。面白そう。



話についてあまり詳しいことは書かないけれど、この本は枕元に
小さい地球儀を置いてくるくる回して見ながら読んだのだった。


地球って、広いんだ! 地球って狭いんだ!
って思わせてくれたネモ艦長であった。


ネモ艦長ってほんとにすごいよ。
そして主人公のアロンナクス教授との距離感も最後まで良かった。
コンセーユとネッドも良かった。
そしてラスト付近のたたみかけ具合も良かった。


南極の場面では、「エンデュアランス号」を思い出して
少しジーンとしたのであった・・・。



いいなあ。私も潜水艦に乗ってみたいなー。
普通の人が普通に潜水艦に乗っていろんな海を見られたら
すごく素敵だろうなあ。



「人々がこの話を信じてくれようが、くれまいが、わたしにとって、それは、さして問題ではない。ただ、ここではっきりいっておきたいのは、この十か月ほどのあいだに、七つの海の海底を二万マイルにわたり旅をして、数多くのおどろくべき体験をしてきたわたしには、七つの海のことを語る資格がある、ということだ。」