もしかして



私がソファーでウトウトしていたら
娘が作って差し入れてくれた
粘土のチョコレートケーキ。
赤と白のはチューリップだそう。




術前最後の健診も終わり、
なんとか予定どおりに出産を
迎えられそうでホッとした。
長いNSTにも、シール絵本で
遊びながら静かに付き合ってくれた
娘に感謝。


娘と二人だけで過ごす平日が終わった。
いつものように二人で夕飯を食べていたら
なんだかしみじみしてしまった。
もちろんこれからだって、
子供と自分だけで過ごす夜は
何度も来るのだけれど、
数えきれないくらい娘と二人で
過ごしたこれまでの時間を思うと
感慨深くなってしまった。


新メンバーの誕生を楽しみに
ワクワクしつつも、
やはりまだ目の前の娘に想いを
寄せてしまいがち。
最近可愛くてたまらない。


今日夜、夏休みの日課
幼稚園からもらったノートにシールを
貼っているとき、
「こうやって二人でシール貼るの
今日までなんだねー」
としみじみとつぶやいたら、娘に
「もしかして、しむ(死ぬ)の?」
と笑いながら言われてドキッとした!
そうじゃないよ、明日からは
お父さんがいるし、お母さんが
帰ってきたら横にコミくんがいるから
三人になるんだよ、と説明した。
コミくん、横でおっぱいーって
泣いてるかもね、と話していたら、
娘が
「なんかドキドキするー」
と言うので
「そうだよね、お母さんも
すごく楽しみだけどドキドキするよ」
と話した。
二人ともドキドキしている。
手術までの残り少ない時間は、
なるべく今までどおりに
本当に出産をするのか、っていうぐらいに
構えず過ごそうと思う。


寝かしつけるとき、
何となく思いついて「富士山」の
歌を歌ってみた。
そして娘が赤ちゃんのときに
よくこの歌で寝かせたこと、
もっと遡って、お腹にいたときに
お父さんと富士山の近くに旅行に
行ったことを話した。
娘はこの歌を気に入って、
何度か繰り返し歌った。


小さい頃は毎日寝る前に
娘に言っていた、
生まれてありがとうとか、
今日も1日元気でありがとうとか、
大好きだよっていうのを再開してみた。
これは自分自身のためにもなっていた
ことを思い出せた。


娘との二人の時間と日々ありがとう。
これからは新しい家族とも、
同じようにたくさんの思い出ができる
こと、まだ実感がないけれど、
確実にそうなんだなあと思うと不思議。