うちのかぞく


2013年から2014年の年越しは、
今年も「2355・0655年越しをご一緒にスペシャル」だった。
キョンキョンの「うちへ帰ろう」を聴いて
一年を締め括ることができて嬉しかった。


家族のスナップ写真をつなげた映像とともに
流れる「うちのかぞく」という歌を聴いたら
泣きそうになってしまった!
ぜひ「いぬのうた」「ねこのうた」のように
いろんな家族の写真を募集してほしい。
自分の家族写真を真似して見てみたら、
激しく泣いてしまうんだろうな…
栗原正己さんの歌もいい。

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年末、ダッフルさんが図書館に行くときに、
ついでに借りてきて、とリクエストした、
長くつ下のピッピ」を、やっと読みはじめた。
小学校低学年くらいのときか、学童保育室で
アニメかなにかのスライドを見て、ピッピが
「大人になんかなりたくない、ずっと子どもでいたい」
というようなことを言っているのを聞いて
衝撃を受けた。
そしてしばらく、私も絶対に大人にはなりたくない、
わー心底本当になりたくない! と思い続けて、
周りにも言っていたような気がする。
大人は笑うけど、その笑いもまったく理解できない
嫌な感じの笑いだった。


それを先日思い出した。
原作を読んだのか思い出せなかったので、
読みたくなった。ピッピがそういうことを
言う場面が出てくるかも知りたい。


物語ののっけから、ピッピは親がいなくても
具合がいいと思っている理由として、


というのは、ほらね、ピッピがあそんでいるさいちゅうに、
「もう寝るんですよ。」
なんていう人は、だれもいないのです。それから、
「おかしがたべたいな。」とおもってるときに、
「肝油をのみなさい。」という人もいないのです。


なんて書いてあって、頭殴られて星が出る。
すっかり私は、子どもの本に出てくる
「わかってない大人」
になってしまったんだなあ。
なりたくないと思っていた大人に!


私もピッピを笑うんだろうな。


同じようなことを、今日の「ごちそうさん」でも
感じて、しんみりした。
「こうでありたい」と気をつけて子育てすることって、
子どもを産む前に想像していたよりずっと大変で、
ほとんど無理に近い。
無意識に持っている自分が毎日子育てしてるから、
日々、反省の嵐。


子どもの自分と同じ自分が大人になったはずなのに、
考えてみたら不思議。


写真は、実家にて、
折り紙の靴を履いて歩く娘。摺り足。