しるし

奇跡も語る者がいなければ (新潮クレスト・ブックス)

奇跡も語る者がいなければ (新潮クレスト・ブックス)

毎日寝る前に読んでいる。
2年前に読んで、それから2回目。
本当に素晴らしくて、私はいつも感動する。
なんとなく、このクリスマスの時期に読みたくなる本だ。
祈ってるみたいな感じになる。
小沢健二の「天使たちのシーン」を聴いているときの時間に
よく似ている。




寝る前に、ホットミルクを飲みながら
この本を読む。


その時間を仕事中などに思い浮かべるだけで、
いますごく幸せな気分になる。
大丈夫だと少し思える。


読むと切なくて泣いてしまう。
昨日も、おじいさんがおばあさんに秘密にしていることの
描写のところで、涙が止まらなくなった。
どうしてあんなふうに書けるんだろう。どんなに飾った言葉よりも
伝わってくる。今思い出しても泣ける。
それで、おじいさんのために祈りたくなる。


今日は会社が終わってから無理やり買い物に行った。
それからダッフルさんに無理やり電話をした。
疲れたのかなんなのかよくわからないけど、
無理やり元気になってほんわりした気持ちになろうとした。
でもやっぱりそれはあんまり良くないことだ。
実際、結果はあんまり元気にならなかった。
ほんわりしようとして誰かに求めても、全部自分に返ってくる。
「そうしようとした」自分に、全部返ってくるんだ。



とりあえず頭痛薬を飲んでまたホットミルクを飲もう。
早く寝て、明日元気に過ごそう。


タコライス女史と一緒に仕事できるのも、あと3日である。
毎日が大事だなあ。


ミスチルの「しるし」。
なんていう歌だろう・・・。
朝からリピートの嵐である。


 
  心の声は君に届くのかな?
  沈黙の歌に乗って・・・