娘の苦情とテレビのこと



娘が幼稚園で描いた絵。
テーマは「おともだちの顔」で、
好きなクラスメイトの男の子を描いたみたい。
やさしそうな顔だなあと思って、
その子を教えてもらって写真で見てみたら
本当にやさしそうな子だった。

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夏の麦わら帽子をかぶり、
私の黒いバッグを斜めがけして、
「ゆうびんですよー」
と手紙を持ってきた娘。
(郵便やさんだったらしい)
読んでみたら、最初は
「おかあさんだいすきだよ」
とハートマークがあって嬉しかったが、
そのあと
「よーちゃん(息子)とばっかあそんだり
ねたりするからやになっちゃうよ
よーちゃんこれからあそんでね」
と書いてあり、しゅんとして、
「ごめんねごめんね」
と娘にたくさん謝った。


息子に手がかかるのはやむを得ないことも
あるけれど、眠さに耐えきれず
娘をほおって寝てしまうのは、
出産前からの私の悪い癖である…
(そしてそれは私の母も同じであった)


母が来てくれたときに手紙を見せたら、
「そういうことを言えるってのは
良いことだと思う。」
と言ってくれて少し助かった。

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テレビの話。


今年は「真田丸」を堪能している。
ふだんドラマを見ないダッフルさんも
逃さず見ていて、話ができるので良かった。


今日の「スタジオパークからこんにちは」の
ゲストは、大蔵卿局を演じた峯村リエさん。
司会が戸田恵子さんで、三谷幸喜も登場して
とても楽しかったのだけれど、
峯村さんのすべての発言、切り返しが
本当にちょうどよくて、見ていて気持ちが良かった。
人の発言やシチュエーションを瞬時に把握して、
狂いのないちょうどいい、そして面白いことを
言える人って本当に素敵だ!
峯村さんが大好きになって、なんか感動した。


よく
「ああ、あれそういう意味だったのか」
「ああ言えばよかった」
と後悔してばかりなので、
そういう人の話をきくと憧れてしまう。


いい番組を見られて幸せだった。


そんな幸せな思いで見たテレビをというと、
妊娠中に見たキョンキョンの「徹子の部屋」が
思い出される。
初めて出演したんだそうで、
見られて良かったという思いと、
見ていて気持ち良かったことが
心に残っている。
あの二人が並んだら、それは幸せだ。


テレビといえば、いろいろ書きたいことは
あるのだが(おかあさんといっしょ!)、
妊娠中にお世話になったといえば
渡る世間は鬼ばかり」の再放送である。
まだ岡倉大吉が藤岡琢也さんだった頃のシリーズ。
ちょうどつわり真っ最中の時期だったが、
このドラマを毎日見られるということが
何よりの支えになっていた。


誰か来客があったら、
誰かがセリフを喋りながら必ず
お茶の準備をして、
そういう小さなことも含めて
たくさん私を癒してくれた。


作品の中で長い時間同じ人たちを見るのが
やっぱり好き。
今秋に放送された最新版のスペシャルは、
興奮しながら楽しんだのであった。

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娘の作った作品。題名は「ペット」。
「いないいないばあ」のワンワンっぽいが、
意外に犬ではないらしい。